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概要:終盤のニューヨーク外為市場では、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の講演を30日に控え、ドル/円が小幅に下落した。一方、中国の新型コロナウイルス規制が緩和するとの期待から市場心理が改善し豪ドルが急伸した。
[ニューヨーク 29日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の講演を30日に控え、ドル/円が小幅に下落した。一方、中国の新型コロナウイルス規制が緩和するとの期待から市場心理が改善し豪ドルが急伸した。
終盤のニューヨーク外為市場では、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の講演を30日に控え、ドル/円が小幅に下落した。
UBSのFXストラテジスト、バシリ・セレブリアコフ氏は「10月の消費者物価指数(CPI)発表以降、ドルが大きく反転した。FRBの政策が来年早々にピークを迎えるとの市場の見方が強まっており、FRBの金融引き締めによるドルを支える力が薄れている」と述べた。
FRBは12月13─14日の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.50%ポイントの追加利上げを行うと予想されている。一方、0.75%ポイントの利上げ確率は過去数週間で上昇し、現時点では37%となっている。
市場ではフェデラル・ファンド(FF)金利が6月に5.01%でピークを迎えた後、23年12月までに4.64%に低下すると見込まれている。
ユーロ/ドルは0.15%安の1.0324ドル。ドル/円は0.15%安の138.69円。
コンファレンス・ボード(CB)が29日発表した11月の米消費者信頼感指数は100.2と、10月の102.2から低下し7月以来4カ月ぶりの低水準となった。市場予想は100.0だった。
米S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズが29日に発表した9月のS&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数で、一戸建て住宅価格が全国的に前月比で下落したことが分かった。
豪ドルは0.46%高の0.6684米ドル。中国の保健当局である国家衛生健康委員会が29日、高齢者の新型コロナウイルスワクチン接種強化に向けた通知を出したと発表したことを受けた。
オフショア人民元も対ドルで上昇し7.1445元となった。
ドル/円 NY午後4時 138.77/138.80
始値 137.93
高値 138.84
安値 137.91
ユーロ/ドル NY午後4時 1.0324/1.0328
始値 1.0382
高値 1.0384
安値 1.0321
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