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概要:シュローダーやフィデリティ・インターナショナル、M&Gインベストメンツなど世界の大手運用会社は、米シリコンバレー銀行(SVB)破綻を受けた約40年ぶりの大幅な米国債値上がりの恩恵を受けた。
SVB破綻がボラティリティーの津波を引き起こし、さまざまな資産が変動した。政策金利の動向に敏感な2年物米国債利回りは13日、一時65ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下した。変動の大きさは1987年に株式相場が暴落したブラックマンデー前後の動き以上だった。
14日の利回りは乱高下。3.82%まで低下した後で、4.27%へと上昇した。
フィデリティの運用者、ジョージ・エフスタソプロス氏は、「全体としてなおデュレーションに前向きだ」とし、最近のイベントは「米国のターミナルレート低下と利上げ回数の減少をもたらすかもしれない」と述べた。
米当局がSVB破綻の影響を抑え込もうと取り組む中で、投資家の関心の中心はリセッションリスクだ。米当局の積極的な利上げが企業や消費者を痛めつけ始めていることを投資家は懸念している。
複数のファンドで米国債へのエクスポージャーを高めてきたM&Gは、今回の危機を受けて米金融当局が来週にも利上げを停止する可能性があるとみている。ゴールドマン・サックス・グループも同様の見方で、野村証券はさらに踏み込み利下げと量的引き締めの停止を見込んでいる。
M&Gの債券投資担当ディレクター、ピエール・シャルトル氏は「金融政策は突然、数日前に比べてはるかに引き締まっているように感じられ始めた。これは米連邦準備制度に利上げを停止させるか、あるいは少なくとも将来の利上げペースについて非常に真剣に考えさせるはずだ」と話した。
Central Banks Seen Taking a Softer Approach
SVB crisis spurs traders to bet on some rate cuts within six months
Source: Bloomberg
パインブリッジ・インベストメンツも来週の金利据え置きを予想。現在の市場のような状況では米連邦準備制度の「金融安定の使命がインフレ抑制よりも優先されるだろう」と運用者のオマー・スリム氏は予想し、「利上げ停止は現実的な可能性だ」と述べた。
アセットマネジメントOneも米国債値上がりで利益を得た運用会社の一つだ。竹井章ファンドマネジャーは3月上旬、米国債利回りの低下とイールドカーブのスティープ化を見込むポジションを組んだ。先見の明があったことが判明した。
同氏は景気減速懸念の高まりに伴い、10年物米国債利回りが7-9月(第3四半期)に2%と現在の3.5%前後から低下するとみている。
米経済は「リセッション(景気後退)に足を突っ込みかけている」と言う同氏は、米当局の「利下げが遅れるようだと、債券市場が催促し、2%をさらに下回ってくる可能性がある」とも述べた。
米国債値上がり見通し的中の強気派-10年物利回り7-9月に2%予想
フランクリン・テンプルトン・インベストメント・オーストラリアのアンドルー・キャノビ氏も、米10年債利回りが2%に低下する可能性はあるとの見方だ。
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