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概要:アセットマネジメントOneの竹井章ファンドマネジャーは3月上旬、米国債利回りが低下しイールドカーブがスティープ化することを見込む取引をしていた。当時は勝てる見込みの低い賭けのように思われたが、そうではなかった。
2023年3月14日 14:43 JST
米国債の値上がりは始まったばかり-アセマネOneの竹井氏
早ければ7月に利下げと予想、利下げ遅れなら2%未満にも
竹井氏はフェデラルファンド(FF)金利と2年物米国債利回りの格差を注視している。連続的な利上げの後にFF金利と2年債金利が逆転すると、当局は利上げを停止する傾向があるからだ。
2年債利回りは14日、14ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し4.12%。FF金利よりもまだ40bp余り低い。
ゴールドマン・サックス・グループのエコノミストももはや3月の米利上げを見込んでいない。野村ホールディングスは利下げを予想している。
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竹井氏は10年物米国債利回りが7-9月(第3四半期)に「2%ぐらい」と、現在の3.55%前後から低下するとみている。米当局の「利下げが遅れるようだと、債券市場が催促し、2%をさらに下回ってくる可能性がある」と同氏は述べた。
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