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ＳＶＢの最高リスク責任者不在、ＦＲＢや弁護士らが問題視
概要：米銀シリコンバレー銀行（ＳＶＢ）は昨年の大部分にわたり最高リスク責任者（ＣＲＯ）が空席だったことが、米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）による同行破綻を巡る調査の一環として検証されている。事情に詳しい関係者２人が明らかにした。
米銀シリコンバレー銀行（ＳＶＢ）は昨年の大部分にわたり最高リスク責任者（ＣＲＯ）が空席だったことが、米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）による同行破綻を巡る調査の一環として検証されている。事情に詳しい関係者２人が明らかにした。
ＳＶＢは2023年の委任状勧誘書類で、ＣＲＯだったローラ・アイズリータ氏が昨年10月に退社したが、同年４月にはＣＲＯ職の遂行を停止していたことを開示。キム・オルソン氏が12月に同職を引き継いだことを明らかにしていた。オルソン氏はニューヨークに拠点を置いており、カリフォルニア州を本拠とするＳＶＢの他の上層部の大部分とは離れていた。
10日にＳＶＢが連邦預金保険公社（ＦＤＩＣ）の管理下に置かれる前には、サンフランシスコ連銀が同行の主な監督者だった。ＦＲＢは14日にコメントを控えた。ＦＲＢはＳＶＢの監督について内部調査を行い、５月１日までに結果を公表する方針を示している。
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要職のＣＲＯが空席だった問題はＳＶＢに対する株主代表訴訟を視野に入れる弁護士らにも注目されている。13日にはこうした訴訟の第一弾がカリフォルニア州サンノゼの連邦地裁に起こされた。
株主代表訴訟を専門とする弁護士のリード・キャスライン氏は、ＳＶＢ取締役会のリスク委員会の開催頻度を考えると、ＣＲＯの不在はより注目に値すると指摘。特に、すぐに後任となる人物がいない状態での退社は、「彼らが取っていたリスクやリスクの開示を巡り」経営陣と意見相違があった可能性を示していると述べた。
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