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概要:米連邦準備制度の政策見通しが銀行危機で不透明になる中で、米国債市場の流動性が低下している。
2023年3月15日 16:18 JST
米国債の予想変動率は今週、09年以来の高水準となった
ボラティリティー、米債金利を指標とする他資産にも広がるリスク
米連邦準備制度の政策見通しが銀行危機で不透明になる中で、米国債市場の流動性が低下している。
ブルームバーグがまとめたデータによれば、2、10、30年物米国債のビッド・アスク・スプレッドは14日、少なくとも6カ月で最大となった。10年債金利は13日、34ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)のレンジで上下し、2020年の新型コロナウイルス禍始まり以来の大きさとなる値幅を記録した。
DBS銀行のシニア金利ストラテジスト、ユージーン・レオ氏は「サイクル後期のダイナミクスと積極的な米金融当局、強い経済指標、危機感染リスクなどを消化するのが難しい」と指摘。ビッド・アスク・スプレッドの大きさはボラティリティーの高さを反映しており、それが市場参加者を慎重にしていると分析した。
Treasuries\' Bid-Ask Spreads Explode Amid Bank Concern
Source: Bloomberg
Note: Spreads were first observed in a 5-minute window and then converted into a daily average. The chart shows rolling 5-day moving averages that smooth volatility.
流動性の低下は、金利上昇によって複数の米銀が破綻した後の米利上げ軌道に関する不透明感を示唆している。トレーダーらが米国の銀行危機拡大を懸念する中、米国債市場のボラティリティーは米債金利をベンチマークとしている他の資産にも広がるリスクがある。
米国債のインプライドボラティリティー(IV、予想変動率)は今週、09年以来の高水準となった。インターコンチネンタル取引所のデータが示している。
シリコンバレー銀行(SVB)の破綻後、米当局は速やかに同行預金の保護や銀行向けの短期貸し付けプログラム導入に動いたが、一部のアナリストは一段のボラティリティーに備えている。
三菱UFJ国際投信の石金淳チーフファンドマネジャーは「これだけで収まったとみるのは早過ぎるだろう。数か月後に、流動性が枯れて値段が大きく動くことはあり得る」と話している。
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