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概要:[15日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 大幅反落して取引を終えた。米シリコンバレー銀行(SVB)破綻の影響が金融業界に波及するとの懸念が高まったのに続き、スイスの金融大手クレディ・スイスの株価
[15日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 大幅反落して取引を終えた。米シリコンバレー銀行(SVB)破綻の影響が金融業界に波及するとの懸念が高まったのに続き、スイスの金融大手クレディ・スイスの株価が最安値まで急落したことで売りが膨らんだ。
FTSE100種指数の下落率は2022年2月以来の大きさ。中型株で構成するFTSE250種指数は2.63%下げた。
クレディ・スイスが急落し、筆頭株主のサウジ・ナショナル・バンク(SNB)が規制の問題で追加出資できないと表明したのが売りを誘った。FTSE350種銀行株指数は5.63%下落した。
金融大手HSBC、英大手銀行スタンダード・チャータード(スタンチャート)、バークレイズは5.0─9.1%下げた。
また、石油や金属価格の値下がりを受けて石油・ガス株指数は8.41%、鉱業株指数は7.85%それぞれ下落した。
ハント英財務相は議会での予算演説で、英経済は2023年に景気後退入りは回避できるものの、マイナス成長に陥るとの見通しを示した。
トレーダーは現在、イングランド銀行(英中央銀行)が来週の会合で政策金利を据え置く確率は63%と見ている。
個別銘柄では、アジアを中心に事業を展開する保険大手プルーデンシャルが12.4%と大幅下落。通期決算の利益は8%増加したものの、最高財務責任者(CFO)がシリコンバレー銀行に対して100万ドルのエクスポージャーがあると明らかにしたのが嫌気された。生命保険株指数は8.96%下げた。
<欧州株式市場> 反落して取引を終えた。STOXX欧州600種指数の下落率は2022年3月上旬以来、1年超ぶりの大きさとなり、投資家の銀行部門への懸念が再燃したことで銀行株の売りが広がった。金融大手クレディ・スイスは最安値を更新した。
銀行株指数は6.92%下落した。
金融機関の比重が高いスペインのIBEX指数、イタリアの主要株価FTSE・MIB指数はそれぞれ4.37%、4.61%下げた。
米シリコンバレー銀行(SVB)の破綻を受けて規制当局や金融機関幹部が波及の懸念払拭に努めたものの、投資家の警戒心を押さえ込むことはできなかった。
クレディ・スイスは24.2%と急落し、筆頭株主のサウジ・ナショナル・バンク(SNB)が規制の問題で追加出資をできないと表明したのが嫌気された。
クレディ・スイスへの信用不安を引き金に欧州の銀行分野の健全性に対する懸念が深まり、欧州中央銀行(ECB)が16日の理事会で決める利上げ幅は25ベーシスポイント(bp)とし、SVB破綻前に予想されていた50bpより小幅になるとの見方が強まった。
石油・ガス株指数は6.70%安。原油価格下落を背景に英石油大手のシェルが8.5%、BP が8.3%それぞれ下げた。
小売株指数は4.59%下落。衣料品店「ザラ」を展開するスペインのアパレル大手インディテックスが5.1%下げ、投資支出が膨らむと明らかにしたのがマイナス材料となった。スウェーデンのアパレル大手H&Mは8.5%安となり、増収幅が予想を下回ったのが嫌気された。
<ユーロ圏債券> 欧州株式市場で銀行株が売られ、安全資産としての債券に買いが入る中、国債利回りが低下(価格は上昇)した。
市場が一段と神経質になる中、欧州中央銀行(ECB)が16日の理事会で決定する利上げの幅は0.25%ポイントにとどまるとの見方が拡大し、金利見通しを反映しやすい短期債利回りが大きく低下した。
独2年債利回りは2.419%と、51ベーシスポイント(bp)低下。1日の低下幅としては1995年以来最大となる見通し。経営破綻した米シリコンバレー銀行の問題が明るみに出始めた先週9日以降、独2年債利回りは合計92bp低下。5日間の低下幅としては1981年以来の大きさとなる。
米銀破綻の波紋が広がる中、スイスの金融大手クレディ・スイス(CS)の筆頭株主、サウジ・ナショナル・バンク(SNB)が追加出資を行わない方針を示したことで、債券市場への資金流入が加速した。
独10年債利回りは31bp低下の2.141%。1日の低下幅としては1987年の世界同時株安「ブラックマンデー」以来の大きさとなる。同利回りは今月初めには2.77%と、11年ぶりの高水準にあった。
ラボバンクの金利戦略部門責任者リチャード・マクガイア氏は「サウジ・ナショナル・バンクがクレディ・スイスに追加出資しないと表明したことで市場の不安感が高まった」と指摘。「ECB政策の見通しを見直す動きが出たことで、ドイツの短期債利回りが長期債利回りより大きく低下し、利回り曲線はスティープ化した」と述べた。
短期金融市場が見込むECBが16日の理事会で0.25%ポイントの利上げを決定する確率は85%。0.50%ポイント利上げの確率は15%となっている。
イタリア10年債利回りは21bp低下の4.101%。2年債利回りは33bp低下の3.13%。
安全資産としての独連邦債に買いが入ったことで、独伊10年債利回り格差は一時約199bpと、1月下旬以来の水準に拡大した。
この日の取引について、ニューバーガー・バーマンのシニア債券ポートフォリオ・マネージャ、ジョン・ジョンソン氏は「流動性が極めて低いため、値動きが拡大した」としている。
<為替> 欧州終盤 アジア市場終盤 コード
ユーロ/ドル 1.0542 1.0736
ドル/円 132.71 134.87
ユーロ/円 139.90 144.80
<株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終値 コード
STOXX欧州600種 436.45 -13.11 -2.92 449.56
FTSEユーロファースト300種 1723.26 -51.58 -2.91 1774.84
ユーロSTOXX50種 4034.92 -144.55 -3.46 4179.47
FTSE100種 7344.45 -292.66 -3.83 7637.11
クセトラDAX 14735.26 -497.57 -3.27 15232.83
CAC40種 6885.71 -255.86 -3.58 7141.57
<金現物> 午後 コード
値決め 1907.55
<金利・債券>
米東部時間14時28分
*先物 清算値 前日比 前営業日終盤 コード
3カ月物ユーロ 97.08 +0.22 96.86
独連邦債2年物 106.22 +0.98 105.24
独連邦債5年物 118.88 +2.19 116.69
独連邦債10年物 137.62 +3.66 133.96
独連邦債30年物 147.40 +8.64 138.76
*現物利回り 現在値 前日比 前営業日終盤 コード
独連邦債2年物 2.499 -0.550 2.933
独連邦債5年物 2.213 -0.429 2.549
独連邦債10年物 2.180 -0.333 2.452
独連邦債30年物 2.179 -0.299 2.357
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