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概要:16日の米株式相場は上昇。ファースト・リパブリック・バンクの支援策がまとまったことが好感され、大きく売られていた地銀株が持ち直した。
16日の米株式相場は上昇。ファースト・リパブリック・バンクの支援策がまとまったことが好感され、大きく売られていた地銀株が持ち直した。
株式 | 終値 | 前営業日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
S&P500種株価指数 | 3960.28 | 68.35 | 1.76% |
ダウ工業株30種平均 | 32246.55 | 371.98 | 1.17% |
ナスダック総合指数 | 11717.28 | 283.23 | 2.48% |
S&P500種株価指数は1月以来の大幅高。地銀株の指数も上昇した。ただ、月初来ではなお20%超下落している。ハイテク銘柄中心のナスダック100指数はこの日、2.7%上げて1カ月ぶり高値となった。
ファースト・リパブリックの財務安定化を図る米政府の調停で、複数の大手銀行が合計で約300億ドル(約4兆円)を同行に預け入れることで合意した。ファースト・リパブリックの株価は今週に入って60%余り急落していた。次に破綻するのは同行になるとの観測が広がったことが背景にある。
ファースト・リパブリック、複数銀行が300億ドルを預金へ
ラウンドヒル・ファイナンシャルのウィル・ハーシー最高経営責任者(CEO)は、「テクノロジー株は金利や米金融政策期待に基づいた取引が続いている」とリポートで指摘。テクノロジー株の短期的な動きは「銀行セクターで現在起きている問題や、それが先行きの資本コストや広範な景気減速にどのような意味を持ち得るかを熟慮したものではない」と述べた。
B. ライリー・ウェルス・マネジメントのチーフ市場ストラテジスト、アート・ホーガン氏は米議会にこの日提示されたイエレン米財務長官の証言内容が「銀行システムを巡る信頼の向上に寄与した」と指摘。「彼らは民間セクターからの支援を望んでいる。今回は多くの比較的規模が大きい健全な銀行が、バランスシートが悪化している可能性のある銀行の一部を支援するという最初の例になりそうだ」と話した。
米国債
米国債は下落。欧州中央銀行(ECB)が利上げを実施したことから、米連邦公開市場委員会(FOMC)も来週の会合で利上げを決定するとの観測が強まった。
ECB、計画通り0.5ポイント利上げ-今後の金利動向は示唆せず (3)
国債 | 直近値 | 前営業日比(bp) | 変化率 |
---|---|---|---|
米30年債利回り | 3.70% | 5.7 | 1.55% |
米10年債利回り | 3.57% | 11.9 | 3.43% |
米2年債利回り | 4.15% | 26.6 | 6.83% |
米東部時間 | 16時54分 |
ナベリアー&アソシエーツのルイス・ナベリアー最高投資責任者(CIO)は、「中央銀行はインフレと対応するためなら、金利上昇が引き起こしている問題を押しのけることもいとわないようだ」と指摘。同氏はECBの利上げについて、来週のFOMC会合を前にした「試運転」とみている。
外為
外国為替市場ではユーロが上昇。ECBが計画通り0.5ポイント利上げを実施したことが背景。主要10通貨ではスウェーデン・クローナやポンド、オーストラリア・ドルも値上がりした。
円は対ドルで前日比ほぼ変わらず。朝方には銀行セクターを巡る懸念が強まる中、逃避需要で円が買われ1.3%高の1ドル=131円72銭を付ける場面もあった。
為替 | 直近値 | 前営業日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
ブルームバーグ・ドル指数 | 1250.74 | -3.70 | -0.29% |
ドル/円 | ¥133.76 | ¥0.34 | 0.25% |
ユーロ/ドル | $1.0616 | $0.39 | 0.37% |
米東部時間 | 16時54分 |
クレディ・アグリコルCIBのG10通貨戦略責任者、バレンティン・マリノフ氏は「ラガルドECB総裁の最新の発言は、ECBの反応関数が市場の状況にきめ細かく順応したものになることを示唆している」と指摘。「ECBの新たな反応関数は、来週のFOMC会合や世界的な銀行セクターで起きている最新の展開の重要性をさらに浮き彫りにするだろう」と述べた。
ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの通貨戦略グローバル責任者、ウィン・シン氏は、物価安定と金融安定のトレードオフはないとするラガルドECB総裁の発言について、「銀行セクターの問題で引き締めサイクルが妨げられることはないことを示している」と指摘。これは来週のFOMC会合での25bp利上げが「確実」であることを意味すると述べた。
原油
ニューヨーク原油先物相場は4営業日ぶりに小反発したが、引き続き1年3カ月ぶりの安値付近で引けた。
銀行セクターの混乱で投資家心理が損なわれ、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は今週に入って10%余り下落。この日は売られ過ぎの領域を辛うじて脱したが、トレーダーは相場が上方向に今後大きく振れるという確信を持てずにいる。
ニューヨーク商品取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前日比74セント(1.1%)高い1バレル=68.35ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント5月限は1.01ドル(1.4%)高の74.70ドル。
金
金スポット相場は小幅に上昇。米銀ファースト・リパブリック・バンクに複数の大手行が預け入れをすることで合意し、銀行セクターを巡る懸念が後退したことから、上昇幅が縮小した。
スポット価格は0.1%未満の上昇で、1オンス=1919.48ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は、前日比8.30ドル(0.4%)安の1オンス=1923ドルちょうどで終了した。
原題:Stocks Rally After Bank Rescue; Yields Jump: Markets Wrap(抜粋)
Front-End Treasuries Drop and Stocks Rise as Bank Shares Recover(抜粋)
Pound, Aussie in the Lead; Euro Rises as ECB Hikes: Inside G-10(抜粋)
Oil Hovers Near 15-Month Low After Halting Three-Day Slide(抜粋)
Gold Pares Gains After Some Banks Receive Financial Support(抜粋)
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