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ラガルド総裁の成績は「Ａ＋」、ＦＲＢも25ｂｐ利上げを－サマーズ氏
概要：サマーズ元米財務長官は、欧州中央銀行（ＥＣＢ）が16日の政策委員会で、政策金利の0.5ポイント引き上げを決定したことを称賛し、米連邦準備制度も21、22日に開く連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）会合で0.25ポイントの利上げで続くべきだと語った。
サマーズ元米財務長官は、欧州中央銀行（ＥＣＢ）が16日の政策委員会で、政策金利の0.5ポイント引き上げを決定したことを称賛し、米連邦準備制度も21、22日に開く連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）会合で0.25ポイントの利上げで続くべきだと語った。
サマーズ氏はプリンストン大学主催のウェビナーで、「ラガルドＥＣＢ総裁のきょうの成績はＡ＋だ」と発言。最近の金融市場の動揺にもかかわらず、利上げをやり遂げただけでなく、金融政策と金融安定の懸念とを区別し、ＥＣＢがそれぞれに対処するため異なる手段を持つことを明確にしたと指摘した。
ハーバード大学教授でブルームバーグテレビジョンのコメンテーターでもあるサマーズ氏は、銀行セクターの最近の混乱について、連邦準備制度が直面するインフレの問題を考えれば、利上げ停止を十分正当化できるほど影響が大きくなるとは思わないと述べ、利上げ停止は、インフレ期待を高めるだけでなく、景気が思ったより悪化していると思わせることで消費者と企業を動揺させ、リセッション（景気後退）確率を高めかねないとの認識を示した。
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