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ファースト・リパブリック・バンク、Ｓ＆Ｐが１週間で２回目の格下げ
概要：格付け会社Ｓ＆Ｐグローバル・レーティングは19日、米銀ファースト・リパブリック・バンクの信用格付けを再び引き下げた。数日前に既にジャンク（投資不適格）級に格下げしていた。
格付け会社Ｓ＆Ｐグローバル・レーティングは19日、米銀ファースト・リパブリック・バンクの信用格付けを再び引き下げた。数日前に既にジャンク（投資不適格）級に格下げしていた。
Ｓ＆Ｐはファースト・リパブリックの長期発行体信用格付けを「Ｂ＋」とし、従来の「ＢＢ＋」から引き下げたと発表。15日に同行の格付けを「Ａ－」から「ＢＢ＋」に引き下げていた。ムーディーズ・インベスターズ・サービスも17日、同行をジャンク級に格下げした。
ファースト・リパブリックは電子メールで、手元資金および16日の国内大手11銀行による300億ドル（約４兆円）の預け入れ合意に言及し、「短期的な預金活動の管理に向けて良好な状況にある」とし、この支援策がファースト・リパブリックおよび「顧客や地域社会に揺るぎない優れたサービスを引き続き提供する当行の能力に対する信頼を反映している」とコメントした。
Ｓ＆Ｐは19日の措置を説明する中で、ファースト・リパブリックの格付けが「『クレジットウオッチ・ネガティブ』にとどまっており、同行が預金の安定化および、われわれの見方では損なわれた可能性が高いフランチャイズ価値の回復に一定の進展を示せなければ、さらなる格下げの可能性があることを示唆している」と指摘した。
Ｓ＆Ｐは大手行による預金注入について、当初の満期が120日のため「同行の資金調達問題に対する長期的な解決策とは考えていない」とし、「大きな預金を集めることは難しくなり、同行の事業状況を制約するだろう」と分析した。
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