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概要:ロシアは現在の市場状況を踏まえた上で、宣言通りの原油減産を6月末まで続けると決定した。同国のノバク副首相が明らかにした。
ロシアは現在の市場状況を踏まえた上で、宣言通りの原油減産を6月末まで続けると決定した。同国のノバク副首相が明らかにした。
ロシアは先月、西側諸国が科したエネルギー制裁措置に対抗し、3月の原油生産を日量50万バレル引き下げると発表。ノバク氏は現在の原油生産量がこの水準に近づきつつあり、数日内に達成する見通しだと声明で述べた。これ以上の詳細には言及していない。
制裁措置にもかかわらず、ロシア産原油は海上経由の輸出が活発なことから同国が宣言した通りの減産を今月に入って実行しているのかどうか疑問視されていた。ロシア国内の製油所の稼働状況からも減産の兆しはほぼない。
ノバク氏は、西側諸国が科したロシア産原油・石油製品の上限価格について、「世界全体のエネルギー安全保障に著しいリスク」をもたらす外部からの制限をロシアは一切受け入れないと言明した。
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