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ＥＣＢウンシュ氏、利上げ継続必要かの判断「焦る必要ない」
概要：欧州中央銀行（ＥＣＢ）は市場が落ち着けば利上げの継続が恐らく必要だろうが、最近の混乱の全体的な影響を分析する時間が当局者には必要だと、政策委員会メンバーでベルギー国立銀行（中銀）のウンシュ総裁が語った。
政策委員会内ではタカ派寄りの１人と見られているウンシュ氏は、市場の動向が貸し出しに影響し、インフレ抑制を図るＥＣＢの取り組みを助ける可能性があるとも指摘した。
「その影響がどのようなものか、経済への影響を示す何らかの兆しが表れていると判断することになるのか、時間をかけて見ていこうではないか。そのような場合、例えば銀行は与信にもう少し慎重になる必要があると感じるだろう」と述べ、「それがＥＣＢの取り組みの一部を片付けてくれる可能性がある。そうなれば、ＥＣＢがすべきことは減る」と続けた。
先週の政策決定についても触れ、0.5ポイントの利上げを決定しなければ否定的な反応を引き起こす恐れがあったと語った。
「0.5ポイントの利上げでなければ、『ＥＣＢはわれわれが知らない何かを知っている』という臆測が広がるのではないかという感覚があった」と振り返り、「市場で知られていないことは、われわれも知らない。われわれが知っているのは目にしていることで、それは励みになる内容だ」と説明した。
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