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概要:米連邦準備制度が選好する基調的物価圧力の指標、個人消費支出(PCE)価格指数が今週末31日に発表される。2月も高止まりが続き、インフレ抑制の決意と銀行システムのストレス対応とのバランスを探る米金融当局は、引き続き不安定な状況に置かれる可能性が高い。
米連邦準備制度が選好する基調的物価圧力の指標、個人消費支出(PCE)価格指数が今週末31日に発表される。2月も高止まりが続き、インフレ抑制の決意と銀行システムのストレス対応とのバランスを探る米金融当局は、引き続き不安定な状況に置かれる可能性が高い。
ブルームバーグが実施した調査の予想中央値によれば、変動の激しい食料品とエネルギーを除くコアPCE価格指数は前年同月比4.7%、前月比0.4%それぞれ上昇する見通しだ。全体では前年同月比 5.1%上昇が見込まれ、いずれも連邦準備制度の物価目標の倍を上回る水準が続く。
ブルームバーグ・エコノミクス(BE)の米国担当チーフエコノミスト、アナ・ウォン氏らは「パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が選好する『スーパーコア』インフレ指標、住宅を除くコアPCEサービスは、ディスインフレ進展の勇気づけられる兆しではなく、価格上昇率が過去数カ月4-5%で絶え間なく推移する粘着性を持つ要素を示すことになりそうだ」と予想した。
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