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概要:[ワシントン 27日 ロイター] - 米銀行規制当局者は28日、最近の銀行破綻後も金融システムは全体として強固な基盤を保っているものの、将来の破綻を防ぐために政策を包括的に見直すと議会で証言する。 2
[ワシントン 27日 ロイター] - 米銀行規制当局者は28日、最近の銀行破綻後も金融システムは全体として強固な基盤を保っているものの、将来の破綻を防ぐために政策を包括的に見直すと議会で証言する。
27日公表された準備原稿で、連邦準備理事会(FRB)のバー副議長(金融監督担当)は、銀行システムは「強固で耐性」があり、預金も安全だと指摘。グルーエンバーグ連邦預金保険公社(FDIC)総裁は、米金融システムの状態は堅固であり、ほとんどの銀行で預金者の資金は大きく流出していないと述べる。
一方で、両者とも、今月破綻したシリコンバレー銀行(SVB)やシグネチャー・バンクのような銀行に対する監督方法について、包括的な見直しを進めていることも明らかにする。
米東部夏時間28日午前10時(日本時間同日午後11時)に開催される上院銀行委員会の銀行監督に関する公聴会で証言する予定だ。
2人はまた、比較的大規模な地方銀行に対する要件の強化など、新たな銀行規則を作成中であることを示す。
グルーエンバーグ氏は、FDICが預金保険制度の見直しも行っていると明らかにする。
バー氏はSVBの破綻について、「経営ミスの典型例」であるとし、特化型のビジネスモデルであったこと、成長が非常に速かったこと、金利リスクを管理しなかったこと、無保険預金に依存していたと指摘する。
同氏によると、FRBの監督官は2021年と22年にSVBにいくつかの不備を発見し、最終的に同行の成長に制限を課した。しかし、同行の弱点の全容は3月9日の取り付け騒動まで明らかにならず、根本的な問題に対処するのは経営陣次第であったと説明。「指摘された問題を解決するのは監督当局の仕事ではなく、銀行の上級管理職と取締役会の仕事だ」と証言する。
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