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概要:米金融監督当局のトップらは28日に米議会で証言し、銀行セクターの規制改革案の概要を示した。シリコンバレー銀行(SVB)など米地銀の経営破綻につながった根本的な問題に対応するため、同セクターの規制改革としては数年ぶりの大規模なものになる可能性が高い。
米金融監督当局のトップらは28日に米議会で証言し、銀行セクターの規制改革案の概要を示した。シリコンバレー銀行(SVB)など米地銀の経営破綻につながった根本的な問題に対応するため、同セクターの規制改革としては数年ぶりの大規模なものになる可能性が高い。
米連邦準備制度理事会(FRB)のバー副議長(銀行監督担当)は上院銀行委員会の公聴会で、「SVBの破綻は、銀行システムのレジリエンス改善に向けた取り組みを前に進める必要性を浮き彫りにした」と証言。
連邦預金保険公社(FDIC)のグルーエンバーグ総裁も同公聴会で、SVBやシグネチャー・バンクの破綻は「1000億ドル(約13兆円)を超える資産を抱える銀行が金融安定に及ぼし得る影響を明確に示した。こうした機関のプルデンシャル規制は特に資本や流動性、金利リスクに関して一段の注意を払うに値する」と発言した。発言は証言原稿に基づく。
新たな規制案は正式に提示された時点で、共和党から一斉に反対される見通しだ。共和党の議員らはSVBが破綻する前から、銀行業務を制約しかねない資本規制の強化を進めないようFRBに圧力をかけていた。
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