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概要:28日の米株式相場は下落。テクノロジー株の売りに押され、S&P500種株価指数は4営業日ぶりに下げた。今後の米政策金利軌道を見直す動きが続いた。
28日の米株式相場は下落。テクノロジー株の売りに押され、S&P500種株価指数は4営業日ぶりに下げた。今後の米政策金利軌道を見直す動きが続いた。
株式 | 終値 | 前営業日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
S&P500種株価指数 | 3971.27 | -6.26 | -0.16% |
ダウ工業株30種平均 | 32394.25 | -37.83 | -0.12% |
ナスダック総合指数 | 11716.08 | -52.76 | -0.45% |
ハイテク銘柄中心のナスダック100指数は0.5%安。アップルやグーグル親会社アルファベットなど大型銘柄の下げが目立った。
米銀3行の破綻を受けて、金融株からの資金ローテーションが進み、テクノロジー株はここ数週間で選好されていた。しかし銀行セクターの混乱は食い止められるとの観測が広がるにつれ、こうした取引は巻き戻され始めた。
セントルイス連銀のブラード総裁は論文で、銀行セクターの混乱にもかかわらず「適切な金融政策で今後もインフレ圧力を押し下げることができる」と述べた。3月の米消費者信頼感指数は予想に反して改善した。景気や労働市場の先行きに関して楽観的な見方が強まった。
セントルイス連銀総裁、金利は物価への対応手段-銀行問題には応ぜず
米消費者信頼感指数、3月は予想に反して上昇-期待指数が改善 (1)
金利スワップ市場では、次回連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25ポイントの利上げが決定する確率は50%以上との見方が織り込まれている。先週は一時、こうした利上げ観測が消えていた。
バンガードのチーフグローバルエコノミスト、ジョー・デービス氏は「米欧の銀行セクターで最近起きた一連のイベントは、マクロ経済に関する当社の見解を変えていない」とリポートで指摘。「米金融当局にはインフレ率を低下させるためにやるべき仕事がまだある。この責務は常に難しく、失業の増加や与信環境のタイト化、金融状況の引き締まりをもたらす」と続けた。
出所:ブルームバーグ
米国債
米国債は下落。銀行システムに関する懸念が後退し、市場が米金融政策の追加引き締めに身構える中、利回りは上昇。ただ、5年債入札で需要が旺盛だったことから、利回りは伸び悩んだ。
国債 | 直近値 | 前営業日比(bp) | 変化率 |
---|---|---|---|
米30年債利回り | 3.77% | 0.9 | 0.24% |
米10年債利回り | 3.57% | 4.0 | 1.12% |
米2年債利回り | 4.08% | 8.3 | 2.08% |
米東部時間 | 17時05分 |
スカイランズ・キャピタルのシニアトレーダー、トム・ハーデン氏は「米国債が先週大きく買われた一因は、金融混乱波及への懸念だった」と指摘。商いが薄いことなどもあり、「その懸念は今週に入ってからは今のところ弱まっている」と述べた。
INGの金利ストラテジスト、アントワーヌ・ブーベ氏は「銀行混乱波及のニュースがないため、金利が再び上昇している」とリポートで指摘。「しかし2回以上の利上げの織り込みは不可能だと思われる。これは2年債利回りが4%付近で推移することを意味する」と続けた。
外為
外国為替市場ではドル指数が続落。過去9営業日では8日目の下げとなった。原油や金属価格の上昇を追い風に、資源国通貨は値上がりした。
円は対ドルで上昇。米国株の下落を背景に、一時は0.9%高の1ドル=130円41銭を付けた。
為替 | 直近値 | 前営業日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
ブルームバーグ・ドル指数 | 1229.71 | -5.36 | -0.43% |
ドル/円 | ¥130.90 | ¥0.01 | 0.01% |
ユーロ/ドル | $1.0844 | -$0.01 | -0.01% |
米東部時間 | 17時05分 |
原油
ニューヨーク原油先物相場は続伸。イラクとクルド人自治区の法的対立を背景に原油輸出が減少したことや、銀行メルトダウンに対する懸念後退が手掛かり。
ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は今月、銀行危機を受けて1年3カ月ぶり安値に下げたが、その水準から10%近く回復している。イラクとクルド人自治区との対立で、トルコから日量約40万バレルの原油積み出しが停止され、世界的に供給が抑制されている。
WTI先物の推移
出所:ブルームバーグ
ニューヨーク商品取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)5月限は前日比39セント(0.5%)高の1バレル=73.20ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント5月限は53セント上げて78.65ドル。
金
ニューヨーク金先物相場は3営業日ぶりに上昇。米株式市場が騰勢を失ったことが金買いの背景にある。金を裏付けとする上場投資信託(ETF)への資金流入も追い風となった。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は、前日比1%高の1オンス=1990.40ドルで引けた。
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