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概要:28日の欧州株は朝方の上げを失い、ほぼ変わらずで取引を終えた。銀行セクターの動向や中央銀行の政策が引き続き注目された。
28日の欧州株は朝方の上げを失い、ほぼ変わらずで取引を終えた。銀行セクターの動向や中央銀行の政策が引き続き注目された。
ストックス欧州600指数は0.1%未満の下げ。取引開始直後には0.8%高まで上昇したが、その後は総じて方向感の乏しい展開となった。業種別株価指数ではエネルギー、鉱業が上昇した一方で、不動産が下落した。
欧州債市場ではドイツ債が続落、下げ幅は縮小した。短期金融市場が織り込む欧州中央銀行(ECB)の利上げ見通しは一時4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し、ピーク金利は3.51%と23日以来の高い水準となった。その後、同金利見通しは3.47%まで低下した。
英国債は10年債を中心に下落。同利回りは3月16日以来の大幅上昇となった。トレーダーはイングランド銀行(英中央銀行)の利上げ見通しを2bp引き上げ、ピーク金利は8月までに4.6%とみている。
3月28日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
債券 | 直近利回り | 前営業日比 |
---|---|---|
独国債2年物 | 2.59% | +0.07 |
独国債10年物 | 2.29% | +0.06 |
英国債10年物 | 3.46% | +0.09 |
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