简体中文
繁體中文
English
Pусский
日本語
ภาษาไทย
Tiếng Việt
Bahasa Indonesia
Español
हिन्दी
Filippiiniläinen
Français
Deutsch
Português
Türkçe
한국어
العربية
概要:[14日 ロイター] - <為替> ドル指数が1年ぶりの安値から浮上した。3月の米小売売上高の内容が一部で懸念されていたほど弱くないと受け止められたほか、米連邦準備理事会(FRB)当局者が利上げを継
[14日 ロイター] -
<為替> ドル指数が1年ぶりの安値から浮上した。3月の米小売売上高の内容が一部で懸念されていたほど弱くないと受け止められたほか、米連邦準備理事会(FRB)当局者が利上げを継続する必要があると発言したことを受けた。
米商務省が14日発表した3月の小売売上高(季節調整済み)は前月比1.0%減少と、市場予想の0.4%減を超える落ち込みとなった。ただ、2月分の数字は0.2%減と、当初発表の0.4%減から上方改定された。
これを受け、ドルは序盤の下げから切り返した。
ドル指数は0.57%高の101.53。一時、昨年4月以来の安値となる100.78まで下げた。週間では5週連続安となる勢い。
ユーロ/ドルは0.44%安の1.0999ドル。一時、昨年4月以来の高値となる1.10755ドルを付けた。ドル/円は0.91%高の133.78円。
米ミシガン大学が14日発表した4月の消費者信頼感指数(速報値)は63.5と前月の62.0から上昇した。ロイターがまとめたエコノミスト予想は62.0だった。一方、1年先のインフレ期待は上昇した。
FRBが14日発表した3月の鉱工業生産指数で、製造業の生産指数が前月から0.5%低下した。低下幅はロイターがまとめた市場予想の0.1%より大きかった。2023年第1・四半期は年率換算で0.3%上昇。22年第4・四半期は3.1%低下していた。
FRBのウォラー理事は14日、FRBが過去1年にわたり積極的な利上げを行ってきたにもかかわらず、インフレ率を目標とする2%に戻すことにあまり進展が見られていないと述べ、一段の利上げが必要との考えを示した。
米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は13日、ロイターのインタビューで、インフレがFRBの2%目標に着実に回帰していくと予想し、0.25%ポイントの利上げを1回実施すれば現行の引き締めを終了できるとの見方を示した。
米シカゴ地区連銀のグールスビー総裁は14日、FRBが過去1年間にわたり実施してきた急速な利上げの効果が経済全体に浸透しているため、米国で今年、リセッション(景気後退)が起こる可能性は確かにあると述べた。
フェデラル・ファンド(FF)金利先物市場では、FRBが5月の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%ポイントの利上げを決定する確率が81%となっている。
<債券> 利回りが上昇した。一連の経済指標を受けて、米連邦準備理事会(FRB)が次回の会合で追加利上げを見送るほど米経済が急速に減速していないとの見方が広がった。
米商務省が14日発表した3月の小売売上高(季節調整済み)は前月比1.0%減少し、市場予想の0.4%減を超える落ち込みとなった。一方、2月分の数字は0.2%減と、当初発表の0.4%減から上方改定された。
米ミシガン大学が14日発表した4月の消費者信頼感指数(速報値)は63.5と前月の62.0から上昇した。ロイターがまとめたエコノミスト予想は62.0だった。一方、1年先のインフレ期待は上昇した。
FRBのウォラー理事は14日、FRBが過去1年にわたり積極的な利上げを行ってきたにもかかわらず、インフレ率を目標とする2%に戻すことにあまり進展が見られていないと述べ、一段の利上げが必要との考えを示した。
米労働省が14日に発表した3月の輸入物価指数は前年同月比で4.6%下落した。下落幅は2020年5月以降で最大。インフレ圧力の沈静化が示された。2月は1.1%下落だった。
経済指標を受け、米金利先物が織り込む、FRBが来月0.25%ポイントの利上げを決定する確率は80%以上となった。前日は約70%だった。
10年債利回りは6.4ベーシスポイント(bp)上昇し3.513%となった。週間の上昇幅は2月中旬以来の大きさとなった。
30年債利回りは5.8%bp上昇の3.743%。週間では過去2カ月間で最大の上昇となった。
2年債利回りは11.6bp上昇の4.092%。
2・10年債の利回り格差はマイナス58.20bp。前日はマイナス52.80bpだった。
米シカゴ地区連銀のグールスビー総裁は14日、FRBが過去1年間にわたり実施してきた急速な利上げの効果が経済全体に浸透しているため、米国で今年、リセッション(景気後退)が起こる可能性は確かにあると述べた。
<株式> 一連の経済指標で米連邦準備理事会(FRB)の追加利上げが裏付けられ、反落して終了した。ただ、大手3行が発表した四半期決算が好調だったことで銀行株には買いが入った。
この日にJPモルガン・チェース、シティグループ、ウェルズ・ファーゴ(Wファーゴ)が発表した第1・四半期決算は、金利が上昇する中でも消費支出と企業投資が持ちこたえたことで市場予想を上回る結果となった。
決算発表を受けJPモルガンは7.6%高。1日の上昇率としては2020年11月9日以来の大きさとなった。シティグループは4.8%高。一方、Wファーゴは0.1%下落した。S&P銀行化株指数は3.5%高。
この日に発表された小売売上高、鉱工業生産、消費者信頼感などの米経済指標は強弱まちまち。総じて、FRBが5月の次回会合で0.25%ポイントの利上げを決定するとの見通しが裏付けられた。
S&P主要11セクターでは7セクターが下落。不動産が最も大きく下げた。一方、金融は1.1%高と、上昇率は11セクターの中で最も大きかった。
資産運用世界最大手ブラックロックは3.1%高。四半期利益が予想を上回ったことで買いが入った。
航空機大手ボーイングは5.6%安。ボーイングは前日、主力機「737MAX」について、航空部品企業スピリット・アエロシステムズから品質に関する問題が報告されたため一部の納入を中止したと発表した。スピリット・アエロシステムズは20.7%安。
<金先物> 対ユーロでドルが上昇したことを受け、4日ぶりに反落した。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前日比39.50ドル(1.92%)安の1オンス=2015.80ドル。
米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事はこの日朝方、米テキサス州サンアントニオで行われた講演で、根強いインフレを背景に金融政策引き締めを続ける必要性に言及、「(FRBには)まだまだやるべき仕事がある」と述べた。この発言を背景に、FRBによる早期の利上げ停止観測が幾分後退し、米長期金利の指標とされる10年債利回りが上昇。金利を生まない資産である金の売り圧力となった。対ユーロでのドル上昇もドル建て商品の割高感につながり、相場の重しとなった。
この日午前には、3月の米小売売上高や米ミシガン大消費者景況感指数、3月の鉱工業生産指数など複数の経済指標が発表されたものの、内容は強弱まちまちで、市場の反応は限定的だった。
<米原油先物> 国際エネルギー機関(IEA)の月報を受けて需給逼迫(ひっぱく)観測が広がり、反発した。米国産標準油種WTIの中心限月5月物は前日清算値(終値に相当)比0.36ドル(0.44%)高の1バレル=82.52ドルだった。6月物は0.39ドル高の82.43ドル。
IEAは14日に発表した月報で、2023年の石油需要について前年比で日量200万バレル増の1億190万バレルと、過去最大の水準になるとの見通しを示した。一方で、IEAは石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の減産を背景に23年の供給見通しを下方修正した。これを受けて、需給引き締まり観測が強まり、原油が買われた。
ただ、外国為替市場では、米長期金利の上昇を背景に対ユーロでドルが上昇。このため、ドル建てで取引される商品に割高感が生じ、原油が売られたため、上値は重かった。
ドル/円 NY終値 133.77/133.80
始値 132.5
高値 133.84
安値 132.23
ユーロ/ドル NY終値 1.1000/1.1002
始値 1.1058
高値 1.1074
安値 1.0973
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 97*31.50 3.7374%
前営業日終値 98*28.50 3.6860%
10年債(指標銘柄) 17時05分 99*28.00 3.5147%
前営業日終値 100*13.00 3.4510%
5年債(指標銘柄) 17時05分 100*03.00 3.6039%
前営業日終値 100*17.00 3.5070%
2年債(指標銘柄) 17時05分 99*18.63 4.0989%
前営業日終値 99*25.88 3.9770%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 33886.47 -143.22 -0.42
前営業日終値 34029.69
ナスダック総合 12123.47 -42.81 -0.35
前営業日終値 12166.27
S&P総合500種 4137.64 -8.58 -0.21
前営業日終値 4146.22
COMEX金 6月限 2015.8 ‐39.5
前営業日終値 2055.3
COMEX銀 5月限 2546.0 ‐46.5
前営業日終値 2592.5
北海ブレント 6月限 86.31 +0.22
前営業日終値 86.09
米WTI先物 5月限 82.52 +0.36
前営業日終値 82.16
CRB商品指数 276.2171 +0.6272
前営業日終値 275.5899
免責事項:
このコンテンツの見解は筆者個人的な見解を示すものに過ぎず、当社の投資アドバイスではありません。当サイトは、記事情報の正確性、完全性、適時性を保証するものではなく、情報の使用または関連コンテンツにより生じた、いかなる損失に対しても責任は負いません。