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概要:中国アリババグループ傘下の食料品店チェーン、盒馬は、香港での新規株式公開(IPO)に向けた準備を開始した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
中国アリババグループ傘下の食料品店チェーン、盒馬は、香港での新規株式公開(IPO)に向けた準備を開始した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
関係者によればアリババは、盒馬のIPO準備のため中国国際金融(CICC)や米モルガン・スタンレーなど複数の金融機関と協議している。関係者は、情報が非公開だとして匿名を条件に語った。関係者の1人によると、計画はまだ初期段階で、上場は来年以降になる可能性もあるという。
盒馬のIPOの規模や目標とする企業価値の評価額については、引き続き検討中だと関係者は述べた。事情に詳しい別の複数関係者は2022年1月に、アリババが盒馬の評価額を100億ドル(現在の為替レートで約1兆3470億円)として資金調達を検討していると述べていた。ただそれ以降、株価下落や投資家による高リスク資産敬遠を受けて、世界的に非公開企業の評価額は減少している。
中国アリババが盒馬の資金調達を検討、評価額1兆円超-関係者 (1)
関係者によれば、協議は継続中で、最終的なアドバイザー企業などIPOの詳細は今後変わり得る。またアリババは盒馬のIPOを実施しない決定を下す可能性もあるという。アリババの広報担当にコメントを求めて連絡を取ったが、これまで返答はない。CICCとモルガン・スタンレーの担当者はコメントを控えた。
アリババ物流会社の菜鳥、香港IPOに向け準備開始-関係者
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