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概要:先週の米新規失業保険申請件数は2021年10月以来の高水準に増加した。増加している企業のレイオフ発表が実際の雇用削減につながり始めたことが示唆される。
失業保険の継続受給者数は5月27日終了週に3万7000人減の176万人。
今回の統計は労働市場がおおむね堅調なものの、冷え込みの兆候も見え始めたことを浮き彫りにした。米企業が発表したレイオフの件数は、今年最初の5カ月で既に昨年通年の規模を上回った。
米人員削減数、1-5月は前年同期比4倍余り-09年以来の多さ
申請件数は季節調整前ベースでは21万9391件に増加した。州別ではオハイオ、カリフォルニア、ミネソタでの増加が特に目立った。
申請件数のデータは特に祝日前後には変動が大きくなりやすい。6月3日終了週にはメモリアルデー(戦没者追悼記念日)の祝日があった。
より変動の少ない失業保険申請の4週移動平均は23万7250件に増加した。
統計の詳細は表をご覧ください。
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