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概要:世界の主要中央銀行が今週、金融政策を決定する。過去数十年で最悪のインフレ危機は和らぎつつある兆しが続いている。
FOMCとECBは9月会合に関するシグナルの方に注目集まる
日銀は来年上期末まで現状維持-ブルームバーグ・エコノミクス
世界の主要中央銀行が今週、金融政策を決定する。過去数十年で最悪のインフレ危機は和らぎつつある兆しが続いている。
米連邦公開市場委員会(FOMC)と欧州中央銀行(ECB)はいずれも政策金利を25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き上げると予想されている。ただ、さらに追加利上げを実施する可能性が高いのか、あるいは長期の休止を計画しているのか、政策当局者からのシグナルの方により大きな注目が集まっている。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長とECBのラガルド総裁はいずれも、インフレは依然として高過ぎるとこれまで警告している。しかし、両中銀ともに今週の後は9月まで会合がなく、年末にかけての政策見通しは引き続き不透明だとエコノミストの間ではみられている。
日本銀行は例外で、インフレは日銀の2%目標を上回っているものの、植田和男総裁は景気支援を続けると、調査対象となったアナリストの80%余りが予想している。
調査リポート:日銀7月会合でエコノミストの8割が現状維持を予測
FOMC
FOMCは政策金利を25bp引き上げて、5.25-5.5%に設定する見通し。そうなれば、過去16カ月で11回目の利上げとなる。
INGフィナンシャル・マーケッツのチーフ国際エコノミスト、ジェームズ・ナイトリー氏は「インフレは減速しつつあるが、FOMCにとって十分に速い減速ペースではない」と指摘。「雇用市場が引き続き底堅い中、当局者は万事を期すだろう」と述べた。
ECB
今週の25bp利上げがほぼ確実視される中、7月以降の政策計画についてラガルド総裁がどのように説明するのかに注目が集まる。
ブルームバーグ・エコノミクスのシニアエコノミスト、デービッド・パウエル氏は「ECBは7月27日の次回会合で、3つの主要行動に焦点を絞る可能性が高い。ラガルド氏は恐らく追加の25bp利上げを発表し、9月の政策決定はデータ次第になるとの対話を示し、近く利下げが実施されることはないと強調するだろう」と指摘した。
日銀
物価上昇率は日銀の2%目標を上回っているが、植田総裁は引き締め方向への政策転換はまだ先だと引き続き示唆している。
ブルームバーグ・エコノミクスの木村太郎シニアエコノミストは「植田総裁が黒田前総裁のようなサプライズで、7月28-29日の会合でイールドカーブを調整するとの臆測が一部にあるが、それは想定していない。持続的なインフレを促進するほど需要が十分に力強いと日銀が確認できるまで、植田氏はタカ派的と見られかねないいかなる性急な変更をも回避したいと望むだろう。日銀は今週の会合、および2024年上期末まで現状政策を維持するとわれわれは見込んでいる」と述べた。
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