简体中文
繁體中文
English
Pусский
日本語
ภาษาไทย
Tiếng Việt
Bahasa Indonesia
Español
हिन्दी
Filippiiniläinen
Français
Deutsch
Português
Türkçe
한국어
العربية
概要:今週の外為市場では円相場の急変に警戒が必要だ。21日夕方に日銀がイールドカーブ・コントロール(長短金利操作、YCC)政策修正の必要性は乏しいとみている、との報道が伝わると、ドルは140円前半から141円後半まで急伸した。今回会合は据え置き予想が依然優勢だが、注目度が高まっている分、思惑で変動する公算も大きくなっている。
1 分で読む
今週の外為市場では円相場の急変に警戒が必要だ。
[東京 24日 ロイター] - 今週の外為市場では円相場の急変に警戒が必要だ。21日夕方に日銀がイールドカーブ・コントロール(長短金利操作、YCC)政策修正の必要性は乏しいとみている、との報道が伝わると、ドルは140円前半から141円後半まで急伸した。今回会合は据え置き予想が依然優勢だが、注目度が高まっている分、思惑で変動する公算も大きくなっている。
円がこのまま安値圏へ下落すれば、当局のけん制姿勢が値動きに影響を及ぼす可能性が高まるほか、米国で9月利上げ見通しが濃厚となれば、ドル高が円安に拍車をかける展開もあり得る。日米中銀会合が行われる28日にかけて、円は不安定な動きが続きそうだ。
予想レンジはドル/円が139━143円、ユーロ/ドルが1.10―1.14ドル。専門家の見解は以下の通り。
<みずほ証券 チーフ為替ストラテジスト ⼭本雅⽂氏>
「ドルが最も上昇し得るシナリオは、パウエルFRB(米連邦準備理事会)議長が会見で、大半の参加者が追加利上げ姿勢を維持しているなどと述べるほか、日銀が現行政策を維持しつつ、最新のインフレ予測(展望レポート)で24年度分を下方修正し、25年度分を上方修正しないケースだ。実現確率は3割程度か」
「一方、ドルが最も下落しやすい組み合わせは、パウエル議長が9月以降はデータ次第で利上げ停止もあり得るなどと述べたうえで、日銀が現状維持を決め、24年度分のインフレ予測を下方修正せず、25年度分を上方修正してプラス2%に近づくケース。将来の政策修正が意識され、ドルは14日安値の137.25円割れを試す展開となるだろう。こちらのシナリオとなる確率は5割程度とみている」
<バークレイズ証券 チーフ為替ストラテジスト 門田真一郎氏>
「日銀会合は据え置きを予想しており、その際は幾分、円安へ振れる可能性があるとみている。仮にYCCの微調整などがあった場合は、いったん円高に振れるだろうが、全般的にドルが底堅いこと、今回の調整が大規模緩和の正常化の始まりということでなければ、大きく円高が進む状況ではないといえる」
「米国は7月に加え、9月にも0.25%の利上げが行われると予想している。9月以降に関する市場の織り込みはまだ乏しいだけに、パウエルFRB議長の発言が焦点となりそうだ」
免責事項:
このコンテンツの見解は筆者個人的な見解を示すものに過ぎず、当社の投資アドバイスではありません。当サイトは、記事情報の正確性、完全性、適時性を保証するものではなく、情報の使用または関連コンテンツにより生じた、いかなる損失に対しても責任は負いません。