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豪州ガス施設でストなら供給10％途絶の恐れ－新たな価格ショックも
概要：オーストラリアにある３カ所の主要な液化天然ガス（ＬＮＧ）施設でストライキが発生した場合、世界ガス輸出の約10％が途絶し、アジアと欧州全域で新たなエネルギー価格ショックに見舞われる恐れがある。
オーストラリアにある３カ所の主要な液化天然ガス（ＬＮＧ）施設でストライキが発生した場合、世界ガス輸出の約10％が途絶し、アジアと欧州全域で新たなエネルギー価格ショックに見舞われる恐れがある。
オーストラリアにあるシェブロンおよびウッドサイド・エナジー・グループの施設で働く労働者は拠点３カ所でのスト実施を決議した。労働規約に基づき、来週にもストが一部始まる可能性がある。
ストを決行した場合の影響を投資家が見極める中、10日の欧州ガス相場はもみ合う展開となっている。前日は28％の大幅高を記録した。
欧州天然ガス先物が急上昇、40％高－豪州産ＬＮＧに供給リスク (1)
クレディ・スイス・グループのエネルギーアナリスト、サウル・カボニック氏（シドニー在勤）は「この状況は、世界のエネルギー安全保障における豪州産ＬＮＧの重要性を浮き彫りにしている。豪州産ガスに供給途絶の可能性があるというだけで、遠く離れた欧州でも価格が大きく上昇する」と指摘。「しかし、世界のＬＮＧ供給に重大な影響を及ぼす前におそらく和解が成立するだろう」と続けた。
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