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概要:午後3時のドル/円は、前日の午後5時時点(146.47/49円)に比べてドル高/円安の146円後半で推移している。米雇用統計後のドル高基調が続き、じりじりと水準を切り上げた。ただ、連休明けの海外勢の動向を見極めたいとの思惑も強く、147円を前に上値の重さも意識された。
[東京 5日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日の午後5時時点(146.47/49円)に比べてドル高/円安の146円後半で推移している。米雇用統計後のドル高基調が続き、じりじりと水準を切り上げた。ただ、連休明けの海外勢の動向を見極めたいとの思惑も強く、147円を前に上値の重さも意識された。
9月5日、 午後3時のドル/円は、前日の午後5時時点(146.47/49円)に比べてドル高/円安の146円後半で推移している。写真は米ドル紙幣。3月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)
ドルは朝方は小動きだったが、仲値にかけてドル買いが活発になった。五・十日に伴う実需の買いがドル/円を押し上げたとみられている。取引一巡後は一進一退の値動きとなったが、午後には再びドル高圧力が強まり、1週間ぶりの高値圏で推移した。
市場では「米雇用統計を経て、インフレが落ち着く一方で米経済の底堅差が改めて確認され、ドル高地合いが続いている」(三井住友銀行のチーフ・為替ストラテジスト、鈴木浩史氏)との指摘が聞かれた。とりわけ米長期金利が高水準での推移していることが、ドルを支えているという。
ただ、目先は来週の米消費者物価指数(CPI)公表まで目立ったイベントや経済指標の発表がなく、「ドルはレンジ内での推移が続くのではないか」(国内証券・チーフ為替ストラテジスト)との予想も示された。
豪ドル/円は94円近辺でじり安。豪ドル/米ドルは0.63ドル後半で、1週間ぶり安値圏で推移している。
オーストラリア準備銀行(中央銀行)は5日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを4.10%に据え置いた。据え置きは3カ月連続。さらなる引き締めが必要になる可能性があるとの見方も維持した。
市場では政策金利の据え置きが予想されていたものの、「事実上の利上げ打ち止めが意識されており、豪ドル売りが進んだようだ」(三井住友銀・鈴木氏)という。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 146.84/146.86 1.0784/1.0788 158.37/158.41
午前9時現在 146.54/146.55 1.0791/1.0792 158.12/158.16
NY午後5時 146.47/146.50 1.0794/1.0798 158.13/158.19
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