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バイデン米大統領、ＵＡＷのスト入りの可能性「心配せず」
概要：バイデン米大統領は４日、全米自動車労組（ＵＡＷ）が米３大自動車メーカー（ビッグスリー）に対してストライキ実施も辞さない姿勢を示していることについて、スト入りには至らないとの見通しを示した。
「実施には至らないと考えている」とバイデン大統領
ＵＡＷとビッグスリーは新労働協約で妥結できずにいる
ＵＡＷのショーン・フェイン委員長
Photographer: Bill Pugliano/Getty Images
計15万人に上るＵＡＷのメンバーはゼネラル・モーターズおよびフォード・モーター、ステランティスに対し、今月14日の期限までに妥結しなければスト入りすると警告している。
給与や手当てのほか、電気自動車（ＥＶ）への移行を巡り労使間には大きな溝があり、現行協約失効後のスト実施の可能性に懸念が生じている。
バイデン政権は米国をＥＶに移行させる動きを推進しているが、労組幹部は大手自動車メーカーのＥＶバッテリー工場で働く多くの労働者が労組の保護の対象でないとして憂慮している。
ＵＡＷのショーン・フェイン委員長は７月に大統領とホワイトハウスで会い、労使交渉の進展状況を報告していた。
バイデン大統領は以前、スト入りの可能性に懸念を表明し、自動車メーカーに対しては工場閉鎖を回避して、一つの仕事から別の仕事への移行が必要になった場合は同一の工場・コミュニティーで確実に行うよう呼び掛けていた。
ＵＡＷは2020年大統領選でバイデン氏を支持したが、24年大統領選についてはまだ再選支持を打ち出していない。
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