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概要:今年大幅に下げ、41ドル台となっている米銀シティグループの株価は行き過ぎた懸念を反映しており、長期的な好機を求める投資家は同株を買うべきだと、ウェルズ・ファーゴのアナリスト、マイク・メイヨー氏が指摘した。
2023年9月6日 11:15 JST
シティ株は現在の41ドル台から1年で55ドルまで上昇も-ウェルズF
資本水準などを考えればバランスシートが大きな打撃被る可能性低い
今年大幅に下げ、41ドル台となっている米銀シティグループの株価は行き過ぎた懸念を反映しており、長期的な好機を求める投資家は同株を買うべきだと、ウェルズ・ファーゴのアナリスト、マイク・メイヨー氏が指摘した。
ウェルズのメイヨー氏らアナリストはリポートで、シティ株は資産損失によってバランスシートが大きな打撃を受ける可能性を示唆する価格で取引されているが、現在のシティの資産の強さと比較的高い資本水準を考えるとその可能性は低いだろうと分析した。
シティの株価は1日終値の時点で年初から8%余り下げている。5日は0.6%安の41.36ドルで終了。
ウェルズはシティ株が向こう1年間で55ドル前後まで上昇し得るとみている。
アナリストらはまた、シティ株のバリュエーションの低さは自社株買いの強い誘因となると分析。シティが自社株買いを行えば、1株利益と1株当たりの有形純資産価値は直ちに押し上げられる可能性がある。
ウェルズはシティの自社株買いの規模が向こう10四半期で計約220億ドル(約3兆2500億円)と、8月31日時点の同行時価総額の4分の1強に達すると予想している。
シティはコスト削減を進めている。多くの海外市場からコンシューマー事業が撤退していることもコスト削減に寄与する見込みだ。
アナリストらによると、シティの株価は一株当たりの有形純資産価値の約半分だという。これは金融危機以来の最低水準に近い。現在の水準は、バランスシートに穴が開く懸念を反映しているようだとアナリストは指摘した。
しかし、ウェルズはシティが有形純資産価値を引き上げ続けると予想している。シティは、商業用不動産へのエクスポージャーを相対的に低く抑えるほか、信用エクスポージャーを高格付け企業に集中させるなど、資産リスクを低減する策を講じてきた。
「われわれはシティの問題を熟知しているが、われわれが予想するリターン、バランスシートの強さ、継続的に成長する可能性が高い有形純資産価値、数十年来の問題についに対処しつつある戦略を考慮すると、このバリュエーションは不合理に思える」とアナリストらは説明した。
アナリストらは今後予定されている「バーゼル3」に対応した資本規制強化など、いくつかの逆風にも言及。しかし、シティの自己資本比率は高く、このような問題に直面しても総じて有利な立場にあると論じた。
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