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概要:ドルが今年の最高値に向かう中、RBCブルーベイ・アセット・マネジメントは、ドルのロングポジションを縮小し始めている。取引が集中しつつあることを理由に挙げた。
ドルが今年の最高値に向かう中、RBCブルーベイ・アセット・マネジメントは、ドルのロングポジションを縮小し始めている。取引が集中しつつあることを理由に挙げた。
マーク・ダウディング最高投資責任者(CIO)はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで「投資家はドルロングのトレンドに飛び乗っている。皆が同じような取引をするようになったら、少し利益を確定する時期かもしれない」と語った。
「そういう考えから、ブルーベイはドルロングポジションを幾分減らし始めている」とした上で、「米国の経済活動が依然としてかなり堅調に見える」一方で他の国・地域は減速していることから、ドルのショートポジションに移行することは考えていないと付け加えた。
ブルームバーグのドル指数は7日に3月10日以来の高値をつけ、年初来高値に近づいた。同指数は週ベースで8週連続で上昇する勢いで、これは2005年までさかのぼるデータで記録的な連騰となる。
積極的な金融引き締め後も米経済が堅調であることから米国の金利は他国よりも上昇し高止まりするとの予想に基づき、投資家は競ってドルを買っている。
ダウディング氏は、円は「ファンダメンタルズ的に割安」だとし、ドル・円の適正価格はは120円前後だとみていると述べた。しかし、円が有意に上昇するには日本銀行がイールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)政策を終了させることが必要だと付け加えた。
日本国債に対して最も積極的な弱気派の1社であるブルーベイは、日本国債のショートポジションを引き続き最大にしているとダウディング氏は述べた。
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