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概要:国際エネルギー機関(IEA)は13日、サウジアラビアとロシアによる原油減産によって「大幅な供給不足」が生じ、価格変動が再び大きくなる恐れがあると警告した。
サウジとロシアの減産延長で大幅な供給不足に直面へ
石油在庫が枯渇し価格は衝撃に対して脆弱に-ボソニ氏
国際エネルギー機関(IEA)は13日、サウジアラビアとロシアによる原油減産によって「大幅な供給不足」が生じ、価格変動が再び大きくなる恐れがあると警告した。
IEAによると、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国から成る「OPECプラス」の首脳が減産を年末まで延長すると先週決定したことを受け、世界の石油市場は2023年後半に日量120万バレルの供給不足に直面する。需要予測を下方修正したため、先月時点よりは小幅の供給不足見通しだが、それでも石油消費国にとってのリスクになるという。
IEAはサウジアラビアとロシアによる原油減産によって「大幅な供給不足」が生じ、価格変動が再び大きくなる恐れがあると警告
Source: Bloomberg
IEAは、24年の早い時期にサウジとロシアが減産を緩和したとしても、それまでに石油在庫は著しく枯渇し、価格は衝撃に対して脆弱(ぜいじゃく)な状態になるだろうと予想。北海ブレント原油先物は12日、10カ月ぶりの高値となる1バレル=92ドル超となった。
IEAの石油市場部門責任者、トリル・ボソニ氏は13日、「今年後半になって市場は本格的に引き締まっている。暫定データによれば、8月には既に世界の石油在庫が7500万バレルも減っている」とブルームバーグテレビジョンとのインタビューで述べた。
Oil Supply Squeeze
OPEC data indicate a growing supply shortfall
Source: OPEC
Note: Figures for 3Q and 4Q 2023 assume OPEC holds output steady for remainder of year.
IEAは「石油在庫は不安なほど低い水準にあり、脆弱な経済環境を考えると産油国にとっても消費国にとっても利益にならないボラティリティーが、再び急上昇するリスクが高まるだろう」と分析した。
IEAは22年以降の世界石油需要の予測を毎年40万バレルずつ下方修正した。それでも、今年の消費量は日量220万バレル増の1億180万バレルとなり、史上最高の年間消費量になると予測している。中国が増加分の75%を占める見込みだという。
IEAによれば、世界経済の減速に加え輸送燃料としての石油への依存が弱まるのに伴い、世界の消費量増加は24年には日量99万バレルへと大幅に縮小する見込み。
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