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概要:食料品配達プラットフォームの米インスタカートは15日、予定している新規株式公開(IPO)の仮条件レンジを引き上げた。前日にはソフトバンクグループ傘下の英半導体設計会社アーム・ホールディングスが好調なデビューを飾っている。
仮条件レンジを1株26-28ドルから28-30ドルに引き上げ
アームの好調なデビュー、新規上場案件への追い風に
食料品配達プラットフォームの米インスタカートは15日、予定している新規株式公開(IPO)の仮条件レンジを引き上げた。前日にはソフトバンクグループ傘下の英半導体設計会社アーム・ホールディングスが好調なデビューを飾っている。
アーム株、上場初日に25%高-ソフトバンクG孫氏の戦略勝ちか (4)
当局への提出書類によると、合計2200万株について1株28-30ドルで新株を売却ないし既存株主による売り出しを行う。IPO規模は最大6億6000万ドル(約980億円)となる。従来は1株26-28ドルとしていた。
インスタカートIPO、評価額は最大93億ドル-ピーク時の約4分の1
インスタカートの新たなレンジに基づくと、企業評価額は提出書類に記載された株式の完全希薄化後ベースで93億-99億ドル相当に上る可能性がある。
アームが取引初日に公開価格を25%上回る高騰を演じたことで、低迷するIPO市場が活性化するとの期待が高まっている。インスタカートのほか、マーケティングとデータ自動化プロバイダーのクラビヨやサンダルで有名なドイツのビルケンシュトックもIPOを申請しており、複数の企業が向こう数週間に米市場に上場する見通しだ。
独ビルケンシュトックがIPO申請-NY証取への上場計画
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