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概要:米金融当局者は底堅い同国経済を背景に、年内もう1回の追加利上げ予想を示すとともに、来年に入ってからも以前の予測より長期にわたって金利をピーク水準に据え置くことになりそうだ。ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト46人を対象に今月11-14日に実施した調査でこうした見通しが示された。
利下げ開始は来年5月に-前回エコノミスト調査より2カ月ずれ込み
最新の四半期経済予測で今年のGDP伸び率予想を2%に上方修正か
米金融当局者は底堅い同国経済を背景に、年内もう1回の追加利上げ予想を示すとともに、来年に入ってからも以前の予測より長期にわたって金利をピーク水準に据え置くことになりそうだ。ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト46人を対象に今月11-14日に実施した調査でこうした見通しが示された。
それによれば、連邦公開市場委員会(FOMC)は19、20両日の会合でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを5.25-5.5%に据え置くとともに、来年5月に利下げに踏み切るまで、この水準に維持する見通し。前回7月時点のエコノミスト調査よりも利下げ開始が2カ月ずれ込む形となる。
また、20日に公表される最新の四半期経済予測では、金融当局者が金利予測分布図(ドット・プロット)で年内もう1回の追加利上げ見通しを示す公算が大きいものの、ブルームバーグが調査したエコノミストは、当局が実際にこうした利上げを行うことはないだろうとみている。
パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長ら当局者は、来週のFOMC会合での金利据え置きの方針を示唆している。パウエル議長は8月のジャクソンホール会合(カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム)での講演で、インフレ率は引き続き高過ぎるとして、必要と判断すれば追加利上げの用意があると話していた。
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Fed Seen Keeping Rates at Peak for Much of 2024
Economists have pushed out possible cuts amid stronger growth
Source: Bloomberg News survey of economists September 11-14
来週のFOMC会合の議論の基調となるのは米経済の底堅さだろう。当局者による最新の四半期経済予測では、今年の実質GDP(国内総生産)伸び率見通しは中央値で2%と、6月の前回予測(1%)の2倍に上方修正されると見込まれている。3月時点の予測は0.4%だった。
さらに、労働市場の見通しも引き上げられて、今年の失業率予測は3.9%と、6月時点(4.1%)および3月時点(4.5%)よりも、雇用情勢の強さが反映された数字となると予想されている。なお先に発表された8月の失業率は3.8%だった。
ナロフ・エコノミクスのジョエル・ナロフ社長は調査への回答で、「最も興味深い要素は将来の利上げに関する見解だろう」と指摘した上で、「どの水準のFF金利が高過ぎると考えられるのか、われわれには全く分からない」とコメントした。
なお最新の四半期予測には2026年の見通しも初めて盛り込まれる。金融当局者による同年末時点のFF金利予想は中央値で2.6%と、長期的な推計である2.5%をわずかに上回ると見込まれている。
FOMC May Project Higher-for-Longer Rates as Inflation Persists
Fed forecasts may show faster growth, less unemployment in 2023
Source: Bloomberg News survey of economists Sept. 11-14
Economists were asked to estimate the median submissions of Federal Open Market Committee participants in the Summary of Economic Projections.
最近数カ月の経済データはおおむね予想を上回り、金融当局は2%のインフレ目標達成のため、一段と長期にわたり金利を一層高めに維持する必要があることを意味している。しかし、エコノミストの大半は追加利上げは必要ないだろうとみている。
ネーションワイド・ライフ・インシュアランスのチーフエコノミスト、キャシー・ボストジャンシク氏は「インフレ率と賃金の伸びの全般的な鈍化に当局は多少安心できるだろう。ただ、完全に安心するにはいずれもまだ高過ぎる水準にあり、当局およびパウエル議長のガイダンスはタカ派傾斜の方を選ぶだろう」と話した。
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