简体中文
繁體中文
English
Pусский
日本語
ภาษาไทย
Tiếng Việt
Bahasa Indonesia
Español
हिन्दी
Filippiiniläinen
Français
Deutsch
Português
Türkçe
한국어
العربية
概要:米金融当局は20日、今年2回目となる金利据え置きを決める見通しだ。インフレ鈍化傾向を受けたものだが、11月にも追加利上げを行う選択肢は残すと見込まれる。
米金融当局は20日、今年2回目となる金利据え置きを決める見通しだ。インフレ鈍化傾向を受けたものだが、11月にも追加利上げを行う選択肢は残すと見込まれる。
連邦公開市場委員会(FOMC)は同日までの2日間の会合で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを5.25-5.5%と、22年ぶりの高水準に据え置く決定を下すと予想される。
米東部時間20日午後2時(日本時間21日午前3時)にFOMC声明と当局者による最新の四半期経済予測が公表され、2時半からパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が記者会見する。
金融当局が現行の利上げキャンペーンの終わりに近づき、パウエル議長はこれまでの利上げが経済に及ぼす効果を評価するため静観したい考えを示唆している。インフレ率が引き続き2%の当局目標を大幅に上回り、米経済が底堅い状況にあるため、当局者は四半期経済予測でもう1回の追加利上げ見通しを示す可能性がある。
Wall Street Agrees Fed Will Pause Rates This Meeting
There\'s a unanimous view among the bigger firms on the outcome
Source: Bloomberg News
元FRBエコノミストで、マクロポリシー・パースペクティブズ創業者のジュリア・コロナド社長は当局者について、「彼らはインフレを退治したと表明できるほどの自信はない。インフレ率は依然、高過ぎる」と指摘。「複数の選択肢を残すことになり、パウエル議長が警報を解除するとは考えられない」と話した。
「ドット・プロット」
ウォール街の関心は、当局者が経済予測の金利予測分布図(ドット・プロット)で追加利上げの用意を示すかどうかに集中することになりそうだ。FOMC参加者は、年内の金利据え置きに前向きなハト派寄りの当局者と、FF金利を5.6%以上に引き上げたいタカ派とに分かれている。
ブルームバーグがエコノミストを対象に実施した最新調査では、当局者予想(中央値)で年内もう1回の追加利上げ見通しが示されるとし、2024年の利下げ回数予想が減らされるとの回答も幾つかあった。
Economists were asked to estimate the median submissions of Federal Open Market Committee participants in the Summary of Economic Projections.
当局者はこのほか、23年の実質GDP(国内総生産)伸び率見通しを2%程度と、6月の前回予測(1%)の2倍に上方修正するとともに、力強い労働市場見通しを背景に23年の失業率予想を下方修正する可能性がある。
ハイ・フリークエンシー・エコノミクスの米国担当チーフエコノミスト、ルビーラ・ファルキ氏は「金融当局は十分な利上げを実施し、FF金利は十分に景気抑制的と考えられる」としつつも、「労働市場が軟化せず、インフレに上振れのサプライズがあれば、当局が金利を一段と引き上げるリスクがある」と語った。
政策決定を巡って反対票は予想されていない。なお今回のFOMC会合には、先に上院で指名承認されたクーグラーFRB理事が参加する。
記者会見
スティーフル・ファイナンシャルのチーフエコノミスト、リンゼー・ピエグザ氏はパウエル議長の記者会見に関し、インフレを抑制のため当局として「最後までやり遂げる」方針を強調する公算が大きいとし、「議長は複数の選択肢を確保したいと考え、市場が24年早期までの利下げの可能性を織り込むのは最も避けたいだろう」とコメントした。
免責事項:
このコンテンツの見解は筆者個人的な見解を示すものに過ぎず、当社の投資アドバイスではありません。当サイトは、記事情報の正確性、完全性、適時性を保証するものではなく、情報の使用または関連コンテンツにより生じた、いかなる損失に対しても責任は負いません。