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概要:欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのビルロワドガロー仏中銀総裁は、ECBが数四半期にわたり金利を4%に据え置く可能性が高く、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)で購入した債券のポートフォリオを予定より早く縮小する可能性があるとの見通しを示した。インフレ対策の性急な緩和観測をけん制した格好だ。
2023年11月21日 9:38 JST
PEPP縮小は24年末より前に始まる可能性も-ビルロワドガロー氏
ECBの次回会合はもう少し退屈なものになる見通し
ビルロワドガロー仏中銀総裁
Photographer: Anna Rose Layden/Bloomberg
ビルロワドガロー総裁は、ユーロ圏のディスインフレ傾向が「確か」で、予想よりも「いくらか速いペース」にあるとしても、投資家は利上げ停止時期の質問から、いつ利下げを行うのかという質問へと、あまりにも急速にシフトしたと指摘した。
ロンドンのプロフェッショナルエコノミスト協会でスピーチした同総裁は「山の環境では、山頂と下り坂があるだけでなく、高原もある。高原では、高地の効果を体験し、景色を楽しむことができる」と述べ、「少なくとも今後数回の会合と、今後数四半期の当局の行動はそういうことになろう」と語った。
同総裁はまた、ECBが1兆7000億ユーロ(約276兆円)のPEPP債券ポートフォリオからの再投資を「おそらく2024年末よりも早く」打ち切る可能性があると述べた。ECBの現在のガイダンスは、少なくとも今年末までは再投資を続けるとしている。
ECB政策委日程に関連付けたスワップ取引の動きからは、来年4月に最初の0.25ポイント利下げが行われ、24年中に合計で0.90ポイント超の引き下げとなる確率を70%と市場が見ていることが分かる。
ビルロワドガロー総裁は「次の政策会合はもう少し退屈なものになるだろう」と予想。金利は現在の投資家予想より長く高位安定するだろうとの見方を示したものの、最初の利下げがいつになるかについて具体的な指針の提示を避けた。
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