简体中文
繁體中文
English
Pусский
日本語
ภาษาไทย
Tiếng Việt
Bahasa Indonesia
Español
हिन्दी
Filippiiniläinen
Français
Deutsch
Português
Türkçe
한국어
العربية
概要:中国人民銀行(中央銀行)は景気支援に向けた追加利下げを来年の早い時期に持ち越す公算が大きい一方、年内は短期の金利や預金準備率の引き下げを通じた別の緩和手段を講じる可能性が残る。ブルームバーグが実施したエコノミスト調査でこうした見方が示された。
2023年11月24日 13:46 JST
預金準備率や7日物リバースレポ金利、年内引き下げの公算残る
政府が流動性供給検討との見方も、インフラ投資向け国債発行が背景
中国人民銀行(中央銀行)は景気支援に向けた追加利下げを来年の早い時期に持ち越す公算が大きい一方、年内は短期の金利や預金準備率の引き下げを通じた別の緩和手段を講じる可能性が残る。ブルームバーグが実施したエコノミスト調査でこうした見方が示された。
最新調査の予測中央値によると、年内は中期貸出制度(MLF)の1年物金利が現行の2.5%に据え置かれる見込み。前回調査では5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の引き下げが予想されていた。回答者の20人中12人は、1年物MLF金利が来年1-3月(第1四半期)に5bp以上引き下げられるとみている。
パンテオン・マクロエコノミクスの中国担当エコノミスト、ダンカン・リグレー、ケルビン・ラム両氏は今週のリポートで、「財政政策に対し、金融政策は景気回復を支える上で脇役になる」と指摘した。
中国の経済成長率見通しについては、23年が5.2%、来年は4.5%と、前月の調査から変わらずとなった。最近の国内データは経済の一部セクターに引き続き問題が残ることを示しているものの、全体としては政府が掲げる今年の目標5%程度を達成あるいは上回る成長軌道を維持している。
主要な市中銀行の預金準備率に関しては前月の調査と変わらず、年内に25bp引き下げられると予想。また、短期金融市場の公開市場操作(オペ)金利である7日物リバースレポ金利は、引き下げ幅の予想が5bpと、前月調査時の10bpから縮小した。
人民銀は今年、6月と8月にMLF金利を引き下げた。銀行の利ざやが縮小傾向にあることを勘案すると、利下げ余地が限られる面もあるが、エコノミストの間では、政府が別の手段を使って追加の流動性供給を検討するとの観測が根強い。経済成長を支援するインフラ投資に向けた国債発行を確実にするとの見方が背景にある。
パンテオンのエコノミストらは、国債発行を円滑に進める必要があるとして、「追加のMLF資金供給に加えて、預金準備率引き下げの可能性はかなり高い」と指摘した。
免責事項:
このコンテンツの見解は筆者個人的な見解を示すものに過ぎず、当社の投資アドバイスではありません。当サイトは、記事情報の正確性、完全性、適時性を保証するものではなく、情報の使用または関連コンテンツにより生じた、いかなる損失に対しても責任は負いません。