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概要:欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのビルロワドガロー・フランス銀行(中銀)総裁は23日、予想外の事態がない限り、追加利上げはないとの認識を示した。
2023年11月24日 5:55 JST
欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのビルロワドガロー・フランス銀行(中銀)総裁は23日、予想外の事態がない限り、追加利上げはないとの認識を示した。
テレビ局フランス5の番組で「サプライズを除けばECBは追加利上げしないと考えている」とし、「いずれ緩やかな利下げがあるだろうが、まだそこに至っていない」と述べた。
またECBはインフレ率を2025年までに2%の目標に導くことを決意していると述べた。
ビルロワドガロー氏は最近、「少なくとも今後数回の会合と数四半期は」政策金利が4%にとどまるとの見解を示し、来年上期(1-6月)に利下げがあるとの市場観測をけん制している。
だがここ数カ月の強いディスインフレ傾向も歓迎しており、ECBは可能であれば経済のソフトランディング(軟着陸)を促進すべきだと述べている。こうした論調は、追加利上げがなお必要かもしれないと前日発言した政策委員会メンバーのナーゲル・ドイツ連邦銀行総裁らタカ派寄りの当局者と一線を画す。
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