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概要:英銀バークレイズは数千に上る投資銀行顧客との関係解消を検討している。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じた。収益性向上を目指す経営陣の意向があるという。
1万社を超える顧客のうち2500社以上との関係を断つ可能性-FT
収益性の低い家顧客との関係を打ち切ることを検討している-FT
英銀バークレイズは数千に上る投資銀行顧客との関係解消を検討している。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じた。収益性向上を目指す経営陣の意向があるという。
同紙が事情に詳しい関係者の話を基に伝えたところによると、経営陣は最も収益性の低い機関投資家顧客との関係を打ち切ることを検討している。合計1万社を超える顧客のうち2500社以上との関係を断つ可能性があるが、関係者の1人は数はそれより少ないと述べたという。
収益性の低い顧客を切り捨てることで部門のリスク加重資産を最大200億ポンド(約3兆7400億円)減らせるとFT紙は伝えている。
同紙によると、投資銀部門は有形自己資本利益率を現在の約11.5%から14-15%に引き上げるよう指示された。
ロイター通信は先週、同行がグループ全体で10億ポンドのコスト削減を目指しバックオフィスを中心に2000人を削減する可能性があると報じていた。
先月発表した7-9月(第3四半期)の業績は予想に届かず、同行は「将来のリターンを高めるために構造的コストを削減する措置を検討」しており、このため10-12月(第4四半期)に「多額の追加費用が発生する可能性がある」と説明した。
来年2月に発表する通期決算とともに最新情報を明らかにするとしており、そこで新たな戦略を発表する見込みだ。
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