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水面下で高まるリスク志向、米株の物色先はハイテクから小型銘柄に
概要：米利上げは終了したとの楽観が芽生えつつあることから、株式投資家の関心は大型テクノロジー株から、小型株とその割安なバリュエーションに移っている。
投資家は小型株の割安なバリュエーションに関心を強めている
過去３週間は小型株が9.2％高、上昇率はＳ＆Ｐ500の２倍余り
ブルームバーグがまとめたデータによれば、ラッセル指数は今年、Ｓ＆Ｐ500種を14ポイントの幅でアンダーパフォームしてきた。くすぶるリセッション（景気後退）懸念や借り入れコスト上昇、小規模銀行の健全性を巡る不安などが背景にある。こうした動きが年末まで続けば、小型株は３年連続でのアンダーパフォームとなり、かつ同３年間の実績は過去20年余りで最悪となる。
しかし、米小型株の力強い上昇は12月の季節的な強気局面に向けて勢いを増しつつあり、リセッションを既に完全に織り込んでいることが指標で示唆されていると、ブルームバーグ・インテリジェンスの株式ストラテジスト、ジーナ・マーティン・アダムズ、マイケル・キャスパー両氏は指摘。
「2024年に緩やかな回復が見込まれるという基本的な兆候がある中、同指数は割安な状況にとどまっているようにみえる」とリポートに記した。
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