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概要:6日の米株式市場で銀行大手シティグループが大きく上昇。同行のトレーディング収入は低迷する公算が大きいものの、先に示した通期収入見通しを達成する軌道にあるとマーク・メイソン最高財務責任者(CFO)が述べた。
6日の米株式市場で銀行大手シティグループが大きく上昇。同行のトレーディング収入は低迷する公算が大きいものの、先に示した通期収入見通しを達成する軌道にあるとマーク・メイソン最高財務責任者(CFO)が述べた。
メイソン氏はゴールドマン・サックス・グループ主催の米金融サービス会議で、780億ドル(11兆4760億円)から790億ドルの通期収入予想に変わりはないと発言。ただ、レンジの下限にとどまる可能性が高いと述べた。シティは事業再編費用として10億ドルを引きあてる必要があった後も、約540億ドルの経費をなおも見込むという。
同氏は債券と株式のトレーディング収入が7-9月(第3四半期)に比べて最大20%減少する可能性があると指摘。「外国為替はうまく持ちこたえている」が、金利市場では一部で圧力がかかっているとし、「ボラティリティーの欠如を踏まえるとコモディティーは恐らく若干軟化するだろう」と述べた。
シティ株は一時5.2%高の49.12ドルで推移。3月以来の大幅高となった。KBW銀行指数の採用銘柄で値上がりトップ。
ジェーン・フレーザー最高経営責任者(CEO)は9月に大規模な組織簡素化に着手した。
シティが上級管理職300人余り削減、組織再編の一環-関係者
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