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概要:クレディ・スイス・グループの元プライベートバンキング担当幹部が、銀行や証券会社を顧客とする暗号資産(仮想通貨)交換所を開設した。米国外の伝統的な金融機関がデジタル資産事業に参入する動きが広がることを見込んでいる。
欧州、英国、アジアの一部の銀行は仮想通貨市場に参入
1400万ドルを調達、さらに資金調達を進めている
クレディ・スイス・グループの元プライベートバンキング担当幹部が、銀行や証券会社を顧客とする暗号資産(仮想通貨)交換所を開設した。米国外の伝統的な金融機関がデジタル資産事業に参入する動きが広がることを見込んでいる。
プライベートバンキング部門のオペレーションリスク責任者だったデービッド・リーゲルニッグ氏はルールマッチを共同設立。チューリヒを拠点とする同社は金融機関のみを対象に仮想通貨の取引を提供する。
ビットコインとイーサの取引を開始し、現在では欧州連合(EU)の大半、英国、シンガポールの顧客に利用されていると、同社幹部が述べた。イーサリアムの共同開発者であるジョセフ・ルービン氏が設立したコンセンシス・メッシュなどの投資家から1400万ドル(約20億円)の出資を受けており、さらに資金調達を進めている。
仮想通貨交換所は通常、取引や資産の保管を含むさまざまな機能を提供しているが、ルールマッチは純粋な取引プラットフォームであることで、差別化を図っている。
世界の大手銀行は仮想通貨取引に参加していないが、欧州、英国、アジアの一部では仮想通貨市場に参入している銀行がある。「見過ごされがちなグループだ」とリーゲルニッグ氏は述べた。
ルールマッチは現在、ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行(BBVA)を含む7社の銀行・証券会社を顧客としている。
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