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概要:オルタナティブ資産運用会社のブラックストーンは2023年の不動産投資の半分以上を英国を含む欧州資産に割り当てた。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じた。
オルタナティブ資産運用会社のブラックストーンは2023年の不動産投資の半分以上を英国を含む欧州資産に割り当てた。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じた。
同紙によると、金利上昇により物件価格が割安になったことを受け、同社は世界の不動産投資の55%を欧州に振り向けた。通常は米国に最も多く投資し、欧州には20-30%を割り当てていたという。また、新規不動産への投資総額を2022年の約470億ドル(約6兆7000億円)から、23年1-9月は約90億ドルに削減したとFT紙は伝えた。
ブラックストーンの不動産部門グローバル共同責任者、キャスリーン・マッカーシー氏は、400億ドルの「ドライパウダー」を保有しており、不動産市場の中で「キャッシュフローが大きく増加し、需給のファンダメンタルズが良好な」部分をターゲットにしていると述べている。
そうした対象には物流倉庫やデータセンター、アパート、学生寮などが含まれるという。
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