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概要:米製薬大手ブリストル・マイヤーズスクイブは、放射性医薬品を開発するレイズバイオを約41億ドル(約5800億円)で買収することで合意した。同社は腫瘍治療薬のパイプライン強化を目指した買収を相次いで行っている。
米製薬大手ブリストル・マイヤーズスクイブは、放射性医薬品を開発するレイズバイオを約41億ドル(約5800億円)で買収することで合意した。同社は腫瘍治療薬のパイプライン強化を目指した買収を相次いで行っている。
26日の発表文によると、ブリストルはレイズバイオに1株当たり62.50ドルを支払う。これはレイズバイオ株の22日終値(30.57ドル)の2倍余りとなる。
レイズバイオは、肺や肝臓などの臓器のさまざまな腫瘍を標的にする放射性薬剤を開発している。26日の株式市場で同社の株価は急騰。一時103%高の62.10ドルを付けた。
他の放射性医薬品メーカーの株価も上昇し、アクチニウム・ファーマシューティカルズが一時12%高、フュージョン・ファーマシューティカルズが一時30%高となった。製薬会社の間では、周囲の正常組織への影響を抑えつつ標的への確実な送達が期待できる薬剤への関心が高まっている。
トゥルイスト・セキュリティーズのアナリストは今回のブリストルの買収について、「製薬会社が放射性医薬品に注目しているという明確なシグナルだ」と顧客向けリポートで指摘。レイズバイオの薬剤は「有意義なチャンスを提供する」と述べた。
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