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概要:米国の住宅ローン金利は低下を続け、5月以来の低水準で今年を終えた。
米国の住宅ローン金利は低下を続け、5月以来の低水準で今年を終えた。
米フレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)の28日の発表によると、30年物固定住宅ローン金利の平均は6.61%で、前週の6.67%から低下した。
多くの業界関係者は、住宅ローン金利が10月下旬に付けた7.79%のピークから着実に低下してきたことで、住宅市場の最繁忙期が到来する今後数カ月に住宅購入需要が喚起されると楽観している。ただ、物件は依然として供給不足で、価格は多くの米国人にとってまだ手の届かない水準にあり、30年物住宅ローン金利は2022年初めの2倍以上であることから、回復は鈍く浮き沈みがある可能性が示唆されている。
米連邦準備制度理事会(FRB)は、インフレが協力的であれば、来年に政策金利の引き下げを検討する意向を示している。住宅ローン金利もそれに追随するとみられ、住宅購入者の負担は軽減されそうだ。
フレディマックのチーフエコノミスト、サム・ケイター氏は発表文で、「過去2カ月で見られた住宅ローン金利の急低下は、今週少し落ち着いたが、金利は引き続き低下傾向にある」と指摘。「2024年に向け、堅調な成長やタイトな労働市場、インフレ減速、住宅市場回復の兆しを受けて景気は底堅く推移している」と述べた。
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