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概要:米国債市場の指標が年間ベースで2020年以来となるプラスのパフォーマンスを記録した。成長とインフレの鈍化で米連邦準備制度の利上げキャンペーンは終了した可能性が高いとの見方が広がった。
利回りは昨年10月に記録した十数年ぶりの高水準から下がった
米財務省が入札規模の拡大ペース緩め、供給懸念和らぐ
米国債市場の指標が年間ベースで2020年以来となるプラスのパフォーマンスを記録した。成長とインフレの鈍化で米連邦準備制度の利上げキャンペーンは終了した可能性が高いとの見方が広がった。
23年の大半の期間に見られた相場パフォーマンスとは大きく異なる結果となった。金融引き締めが長期間続くとの見方から、米国債利回りは昨年10月に十数年ぶりの高水準に達した。米国債の供給増加も、より高い利回りへの投資家の要求に拍車をかけた。10月19日にはパフォーマンスが年初来で3.3%のマイナスに達した。
しかしその後、雇用の増加ペースが鈍化し、インフレ率は21年以来の水準に低下。米金融当局者が追加利上げは必要ないもようだと示唆し始めた。さらに米財務省が国債入札規模の拡大ペースを緩めたほか、原油・ガソリン価格の下落といった要因も加わった。
ブルームバーグ米国債指数に基づくと、昨年11月と12月の相場上昇はここ数年で最大級だった。金融政策の変化に敏感な短期債利回りが最も大きく低下し、イールドカーブのスプレッドはスティープ化したか、逆イールド状態がより浅くなった。
2024年について、多くの米金利ストラテジストは、連邦準備制度がフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を5.25-5%に引き下げることで、短期債利回りが低下し続けると予想。ストラテジストの大半は計1-2ポイントの政策金利引き下げを予想している。
ブルームバーグ米国債指数のリターンは4.1%と、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が世界的な景気後退を引き起こした20年以来のプラスとなった。最も好調だった月は11月(3.5%)と12月(3.4%)、3月(2.9%)、1月(2.5%)で、最もパフォーマンスが悪かった月は2月(マイナス2.3%)と9月(マイナス2.2%)だった
23年のベンチマーク利回りの変化
2年債 18ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下
5年債 16bp低下
10年債 0.4bp上昇
30年債 6.5bp上昇
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