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概要:経営難に陥っている韓国の中堅建設会社、泰栄(テヨン)建設の株式と社債が4日に再び下落した。債務返済の繰り延べ(リスケジュール)を求めている同社に対し、最大の債権者が債務問題への対処で具体的な計画を提示するよう要求した。
経営難に陥っている韓国の中堅建設会社、泰栄(テヨン)建設の株式と社債が4日に再び下落した。債務返済の繰り延べ(リスケジュール)を求めている同社に対し、最大の債権者が債務問題への対処で具体的な計画を提示するよう要求した。
泰栄の株価は一時18%急落。2024年償還のウォン建て社債の価格も下げた。土木・建設サービスを手掛ける同社による債務リスケジュール要請を巡る投資家の懸念を反映した。
韓国当局は、金利上昇と景気低迷の圧力にさらされている国内不動産市場の問題に備えている。超低金利時代が終わり、欧州や米国でも同様の問題が見られている。泰栄は韓国建設業界で16位だが、今後起こり得ることの前兆として注目されている。
同社株は4日午後1時26分(日本時間同じ)現在、5.2%安。社債価格は額面の62%まで下落した。社債は過去6営業日中5営業日に下げている。同社は昨年末、ワークアウト(企業構造調整促進法に基づく再建手続き)を申請した。
韓国では建設資金の調達で短期借り入れへの依存が大きい。2022年にはテーマパーク「レゴランド・コリア」のデベロッパーがこの種の資産担保証券で債務不履行に陥り、信用市場を揺るがした。本格的な危機を食い止めるため、政府は介入を余儀なくされた。
泰栄は同業他社よりもプロジェクトファイナンス保証へのエクスポージャーが大きい。同社は先週、債務返済の条件見直しを債権者に要請した。
同社によると、資産売却と担保の提供、リストラ、コスト削減について債権者と協議した。しかし、最大の債権者である韓国産業銀行(KDB)が難色を示し、具体的な自己救済計画を提示するよう求めた。
泰栄の第3四半期の財務報告書には、借入総額が2兆2000億ウォン(2400億円)と記載されており、KDBが最大の借入先。国民銀行や新韓金融グループ、ウリィ金融グループ、ハナ金融グループも債権者リストに入っている。
韓国金融監督院の李卜鉉(イ・ボクヒョン)院長は4日、泰栄は今週中に自己救済計画を提出すべきだと語り、同社と債権者が11日までに合意できるとの見方を示した。ソウルでの記者会見で語った。
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