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概要:中国のクレジット市場におけるストレスが、緩和の兆しを見せている。大手の不動産開発会社2社と自動車ディーラー1社が期限を控えた債務の返済計画を明らかにした。
2024年1月10日 18:36 JST
デベロッパーの万科と龍湖が9日、債権者に説明会
ディーラーの広匯汽車服務、今月満期のドル建て債支払いを約束
中国のクレジット市場におけるストレスが、緩和の兆しを見せている。大手の不動産開発会社2社と自動車ディーラー1社が期限を控えた債務の返済計画を明らかにした。
不動産開発大手の万科企業は9日、償還期限が今年到来するオフショア債3本の返済計画について債権者に説明した。元本は合わせて約14億ドル(約2030億円)。
同業の龍湖集団は同日の電話会議で、借り換えニーズを満たすため新たな社債を発行し、さらに融資を確保する方針を示した。
自動車ディーラー大手の広匯汽車服務集団は、今月満期を迎えるドル建て債の支払いを約束した。
借り手、特に未曾有の債務危機に陥っている不動産業界の2社から朗報が相次ぎ、投資家の間に安心感が広がった。
デベロッパーを中心とする中国ドル建てジャンク(投機的格付け)債に連動するブルームバーグの指数は、月間ベースで上昇が続いている。
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