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概要:欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバー、スペイン銀行(中銀)のデコス総裁は10日、2023年10ー12月(第4四半期)のユーロ圏は恐らくプラス成長にならなかったとの見解を示した。
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2024年1月11日 9:00 JST
「経済活動は引き続き明確な弱さを示している」とデコス氏
「経済成長に対するリスクはなお下向きに傾いている」
欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバー、スペイン銀行(中銀)のデコス総裁は10日、2023年10ー12月(第4四半期)のユーロ圏は恐らくプラス成長にならなかったとの見解を示した。
同総裁はマドリードで、「経済活動は引き続き明確な弱さを示しており、そのダイナミズムの度合いは徐々にしか高まらないと予想される」と指摘。「7-9月(第3四半期)に国内総生産(GDP)は前期比0.1%減少したが、入手可能な指標は10-12月期の停滞を示唆している」と述べた。
これはデギンドスECB副総裁より明るい見方だ。同副総裁はこの日、ユーロ圏経済は昨年終盤も縮小していたと考えられ、緩やかなリセッション(景気後退)につながった可能性に言及した。
エコノミストの見方も暗い。10-12月期はマイナス成長になったと予想され、今年1-3月(第1四半期)も0.1%のプラス成長にとどまると見込まれている。
デコス氏は「経済成長に対するリスクはなお下向きに傾いている」と認めた。
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