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概要:米地区連銀総裁3人は19日、利下げ時期を巡る決定の指針となるのは今後発表されるデータだと強調するとともに、金融緩和開始のための十分な証拠はまだ見当たらないとの考えを明確に示した。
「インフレ率が鈍化しているとの一貫した証拠があるだろうか、あるいは労働市場が軟化し始めていることを示す早期の兆候はあるだろうか」とした上で、「これらのいずれの点でも、現時点で調整が必要だとは考えられない」と話した。
金利先物市場の動向を見ると、米金融当局が3月19、20両日の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で利下げに踏み切る確率はこの数日間に大幅に低下し、19日には50%を割り込んだ。
デーリー総裁ら当局者は、金融当局が年内の近いうちに利下げを始め、政策金利を大幅に引き下げるとの市場の観測を押し返している。同総裁は今年、FOMCで投票権を持つ。
7-9月までない
アトランタ連銀のボスティック総裁もFOXビジネスとインタビューし、自分の見通しを変更することにやぶさかでないとしつつも、最初の利下げは7-9月(第3四半期)までないと引き続き予想していることを明らかにした。
ボスティック総裁は「こうした見通しや、いつ利下げ開始が必要になるかについての自分の見解を変えることにオープンだ」と発言。ただ、当局の物価目標に絡み、「景気抑制的スタンスを解除するのに先立ち、2%に向かって順調に進んでいることを確認」したいと述べた。
昨年12月のFOMC会合後に公表された当局者の四半期経済予測では、2024年には0.25ポイントずつ計3回の利下げが見込まれていることが示唆された。もちろん、実際の政策運営は今後発表されるインフレ統計に左右される部分が大きい。
26日には、インフレ指標として米金融当局が重視する個人消費支出(PCE)価格指数の昨年12月分が発表される予定だ。
基本的にデータ
シカゴ連銀のグールズビー総裁はCNBCのインタビューで、「インフレに関して予想を超える速さの驚くべき進展が続けば、景気抑制の度合いを決める上でそれを考慮に入れなければならない」とし、インフレ鈍化に伴い「対応を評価していくのは明白だ」と述べた。
グールズビー総裁は最初の利下げ時期について直接コメントしなかったが、予想より速いペースの物価上昇圧力の緩和があれば、インフレ調整後の実質金利が上昇し続けることがないよう確保するため、当局として金利を引き下げる可能性があることを示唆した。
「それは基本的にデータに関するものだ。2%目標に向けた道筋にあるとの明確な証拠が得られれば、景気抑制の度合いを緩めることができる」と話した。
これら3人の総裁のインタビューを最後に、米金融当局者は今月30、31両日のFOMC会合を控え、公の場での発言を控えるブラックアウト期間に入った。今月の会合では4回連続となる金利据え置きを決める見通し。
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