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概要:英国のメイ首相は12日、英議会で演説し、欧州連合(EU)離脱協定案の修正に向けたEUとの協議について、EUと英議会の双方に受け入れ可能な合意をまとめるための時間的猶予を認め、毅然と対応するよう呼び掛けた。
英国のメイ首相は12日、英議会で演説し、欧州連合(EU)離脱協定案の修正に向けたEUとの協議について、EUと英議会の双方に受け入れ可能な合意をまとめるための時間的猶予を認め、毅然と対応するよう呼び掛けた。
首相は「交渉は重要局面にある」と強調。「下院が求める承認を手に入れ、期日どおりにブレグジット(EU離脱)を実現するため、今は皆が毅然と対応する必要がある」と述べた。
野党・労働党のコービン党首は、メイ氏は議会に離脱案を支持するよう迫るために見せ掛けの交渉で時間を稼いでいると批判した。
一方、英国のバークレイEU離脱担当相は欧州議会で開かれた協議の終了後、合意に向けて「双方がかなりの善意を示している」と述べた。
ただ、英国のEU離脱交渉で欧州議会の責任者を務めるフェルホフスタット議員は、事態を打開するような提案はまだ聞いていないと指摘。ツイッターで「下院で話題となった『重要局面』にある交渉とは何のことなのか。破滅的な合意なき離脱まで問題を先延ばしするのではなく、前進させるには超党派の協力が必要だ」と訴えた。
3月29日の離脱期日にこだわるメイ氏の意向に逆行する報道もあった。英ITVニュースは、英国のEU離脱交渉責任者であるオリー・ロビンス氏が個人的な会話で「最終的に(EU)はおそらく延期を認めるだろう」と述べたと報じた。
メイ氏は議会で、異論の多いアイルランドとの国境の管理強化回避に向けた安全策(バックストップ)に関する修正を勝ち取り、労働者の権利保護や環境保護を徹底し、交渉の次の段階における英議会の役割を拡大することで「下院が支持できる合意をまとめられる」と語った。
EU側のバルニエ首席交渉官は11日、バックストップを実行する必要をなくすため、離脱後の緊密な英・EU関係を盛り込む形で政治宣言を微調整することに前向きな姿勢を示している。
メイ首相が現在、交渉で追求しているのは3つの選択肢で、1)EUの同意なしに英国がバックストップの効力を停止する権利を得る、2)バックストップに期限を設ける、3)バックストップに代わる新たな策を見いだす──となっている。
英議会は14日にブレグジットを審議するが、メイ氏の離脱協定案について再び採決を行う予定は全く立っていない。メイ氏は、修正協議で今月26日までにEUと合意できない場合は議会に進ちょく状況を報告する考えを示している。
首相はまた、期限が迫った場合に議会での離脱案批准手続きを短縮する考えも示しており、土壇場まで交渉を続ける構えであることを示唆しているとの見方もある。
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