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概要:ゴールドマン・サックスは米株式相場について、昨年の下げからの回復ペースが少なくとも過去70年で最速となっていることから、ラリーが今後失速すると警戒している。
ゴールドマン・サックスは米株式相場について、昨年の下げからの回復ペースが少なくとも過去70年で最速となっていることから、ラリーが今後失速すると警戒している。
経済活動と金融市場のパフォーマンスを追跡する同社のモデルからは、10-12月(第4四半期)に投資家を悩ませたリセッション(景気後退)や米金融引き締めへの懸念が後退したことが示唆されている。その代わりに、安定成長や中央銀行のハト派姿勢への信頼感が広がっているため、予想外の好材料が生じる余地はほとんど残されていないと、ライアン・ハモンド、デービッド・コスティン両氏ら同社ストラテジストは分析。当面は相場の上値が重いため、投資家は個別銘柄での勝ち組と負け組の見極めに重点を移すべきだと付け加えた。
同ストラテジストらは12日の顧客向けリポートで、「S&P500種のリターンは目先はさらに控えめになるだろう」と予想。 「株式のリターンは一段とミクロの材料に動かされる。投資家には相対的な価値や個別の投資機会に注目することを推奨する」と記した。
ゴールドマンは同指数の年末目標を現行水準より13%高い3100ポイントに設定。銘柄選択の機会が最も多い産業としては、一般消費財と通信サービス、ヘルスケアを挙げた。
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