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概要:ハモンド英財務相は19日、欧州連合(EU)と合意を結ばずに離脱することになれば英国とEUの「双方にとって惨事」となり、英経済に大きな打撃を与えることになると警告した。 ハモンド氏は英製造業団体「メークUK」の夕食会で講演し、アイルランドとの国境問題に関するバックストップ(安全策)について、土壇場で提案してもEUが受け入れる見込みがないような法的拘束力のある修正を求める行為を英議員らはやめるべきだと強調。その代わり、メイ首相の離脱協定案を支持することに
[19日 ロイター] - ハモンド英財務相は19日、欧州連合(EU)と合意を結ばずに離脱することになれば英国とEUの「双方にとって惨事」となり、英経済に大きな打撃を与えることになると警告した。
ハモンド氏は英製造業団体「メークUK」の夕食会で講演し、アイルランドとの国境問題に関するバックストップ(安全策)について、土壇場で提案してもEUが受け入れる見込みがないような法的拘束力のある修正を求める行為を英議員らはやめるべきだと強調。その代わり、メイ首相の離脱協定案を支持することに力を入れるべきだとした。
「EU内のわれわれのパートナーには、合意なき離脱が双方にもたらす惨事の回避に向けて、最も現実的な対応が求められている。そしてわれわれは、合意なき離脱の影響について訴え続ける必要がある」とした。
ハモンド氏はまた、モルトハウス住宅担当閣外相など保守党議員らがバックストップの代替策に関して「モルトハウス妥協案」と呼ばれる提案を示したことは「有益な取り組み」と評価。ただ、英政府が議会から離脱協定案への支持を取り付けるのを助けるためにEUが代替策を検討する見込みがないのは「明白」だとした。
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