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概要:ユーロ圏の短期金融市場が、欧州中央銀行(ECB)の利下げを織り込むような動きを示している。英国の欧州連合(EU)離脱と世界的な貿易摩擦を背景に、ユーロ圏の景気見通しが悪化しているためだ。 トレードウェブのデータによると、ユーロの2年物と3年物のスワップ金利の差<EURAB6E2Y=TWEB> <EURAB6E3Y=TWEB> は過去3カ月で縮小し、現在は8ベーシスポイント(bp)前後と、2017年初め以来の低水準に近
[ロンドン 15日 ロイター] - ユーロ圏の短期金融市場が、欧州中央銀行(ECB)の利下げを織り込むような動きを示している。英国の欧州連合(EU)離脱と世界的な貿易摩擦を背景に、ユーロ圏の景気見通しが悪化しているためだ。
トレードウェブのデータによると、ユーロの2年物と3年物のスワップ金利の差EURAB6E2Y=TWEB EURAB6E3Y=TWEB は過去3カ月で縮小し、現在は8ベーシスポイント(bp)前後と、2017年初め以来の低水準に近付いた。2年物金利が3年物を上回る「逆イールド」の一歩手前だ。
逆イールドは景気悪化の兆しと考えられている。実際、最後に2年、3年物の金利差がここまで逆イールドに接近したのは2016年7月で、英国民投票でEU離脱派が勝利した直後だった。
ECBは当時、金融緩和を強化し、デフレ克服のために利下げを行っていた。
トレードウェブによると、期間が短めのスワップ金利が最後に逆イールド化したのは2008年の世界金融危機時だった。
ラボバンクの金利ストラテジー責任者、リチャード・マクガイア氏は「スワップのカーブにおけるフラット化(長短金利差の縮小)の進行は、ECBの金融政策正常化がどんどん先送りされるとの見方が強まっていることの現れだ」と指摘。「ユーロ圏経済の下振れリスクは明らかに強まっており、背景にはユーロ圏特有の要因に加えてグローバルな要因もある」と述べた。
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