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概要:米連邦公開市場委員会(FOMC)の1月会合の議事要旨によって、世界で最も詳しく精査されているバランスシートを巡る疑問の少なくとも1つが解消されたようだが、さらなる疑問が存在する。
A U.S. flag flies on top of the Marriner S. Eccles Federal Reserve building at sunrise in Washington, D.C., U.S., on Tuesday, Oct. 28, 2014. The Federal Open Market Committee meets today and tomorrow after six weeks of volatility in global financial markets. Since the FOMC met in mid-September, oil prices have tumbled 14 percent, and the Standard & Poor's 500 Index of stocks dropped as much as 7.4 percent from a record close.
Photographer: Andrew Harrer
Photographer: Andrew Harrer
米連邦公開市場委員会(FOMC)の1月会合の議事要旨によって、世界で最も詳しく精査されているバランスシートを巡る疑問の少なくとも1つが解消されたようだが、さらなる疑問が存在する。
米連邦準備制度理事会(FRB)が20日公表した議事要旨の注目点は、危機の際に導入された資産購入の縮小プログラムを年内に完了することをFOMCメンバーがほぼ全会一致で支持したことだ。
年内というタイミングが示されたことで確実性が若干高まるものの、期間はまだ比較的広く、この日の金利市場への直接的影響は抑えられた。米国債利回りは若干上昇したが、最近のレンジ内で推移。2年債と10年債の利回り曲線は議事要旨公表前の多少のスティープ化が反転した。
終了時期に関するシグナルをサプライズと受け止めるのは、当局がバランスシートをさらに大幅に縮小して危機前の水準に近づけるとみていた少数派だけだろう。そうした見方は、流動性の低下懸念や、1月の声明でFOMCが「潤沢な供給」を伴う準備制度を目指す方針を示したことを背景に後退していた。
BMOのジョン・ヒル氏は議事要旨について、超過準備の減少が金融情勢に影響を与えかねないことにFOMCが不安を抱いている様子をうかがわせると指摘した。
政策担当者らはバランスシート縮小を完了する大まかなタイミングについては一致したが、金利市場のトレーダーは他の疑問に対する答えを待っている。
そうした疑問の一つは「潤沢な供給」の意味であり、目標としたい準備金水準の指針だ。ブルームバーグが議事要旨公表前に調査した金利ストラテジストの予想中央値は、約1兆1000億ドルだった。これはさらに5000億ドルの縮小余地を意味し、バランスシートの総額は約3兆6000億ドルとなる。
もう一つの謎は、資産縮小を当局がどのように終了していくかという点だ。縮小を急に停止するのか、あるいは現行の上限(米国債300億ドル、住宅ローン担保証券200億ドル)を徐々に引き下げるのかという疑問も残る。
それらの中で真っ先に浮かぶのは、さらなる詳細が明らかになるのはいつかという疑問だろう。この点は楽観視する向きがあり、ブラックロックの米マルチセクターインカム担当責任者ボブ・ミラー氏は、パウエルFRB議長が来週の議会証言でおおよその数字とタイミングを提示できるとみている。
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